青学大のディフェンス崩せず完敗/関東大学1部リーグ戦

 東海大に続き、強豪青学大と対戦した明大。第1クォーターこそリードを奪ったものの、その後は青学大のハードなディフェンスの前になすすべなし。27点差で完敗し、実力の差を見せつけられた。

 スターターは、安藤誓哉(情コミ2=明成)、中東泰斗(文2=光泉)、目健人(政経3=京北)、伊澤実孝(政経1=愛産大工)、皆川徹(営2=京北)。

 青学大のハードなディフェンスになすすべがなかった。明大が1点をリードして迎えた第2クォーター。青学大がマンツーマンからオールコートプレスにディフェンスを切り替えると、明大はターンオーバーとオーバータイムを連発。明大は青学大のオールコートプレスを攻略することができない。残り3分半にやっとのことで安藤が得点を挙げるが、みるみるうちに点差をつけられ13点のビハインドで後半へ。

 第3クォーターに入ると、土井慧吾(政経2=日本学園)、皆川がゴール下、中東の3Pシュートで9点差まで詰め寄る。しかし、青学大の力強いインサイドでのプレーを止められない。終盤には永吉(青学大)のゴール下での1対1から3連続得点を許し、46―68で第3クォーターを終える。第4クォーターは青学大にリザーブを使う余裕を見せつけられてしまう。明大は川内慎太郎(法3=福大大濠)や小山耀平(文2=光泉)を出場させるが、大量の得点差は変わることなく、64―91でリーグ戦7敗目を喫した。

 「苦しい時に点を取ろうと思ったがスイッチが入らなかった」と安藤は声を落とした。今日の試合では今までチームを引っ張ってきた安藤には珍しく動きにキレがなかった。後半戦に入り、体力的にもつらくなってくるところ。「ガードをつぶされてしまうとうちは厳しい」(皆川)。明大は安藤をフォローできるようなスコアラーの存在がほしいところだ。
 
 中東と皆川にとってはこの試合は貴重な経験になった。2人はいずれも日本代表の比江島(青学大)と永吉とマッチアップした。永吉とマッチアップした皆川は「完敗だったけどいい経験にはなった」と世界を見ている選手との対戦が大きな糧になったはずだ。