
攻撃陣が大爆発! 日体大相手に14得点を決め圧勝/関東大学リーグ戦
流れを引き寄せたい第1ピリオド。試合は序盤から明大ペースで始まった。パックをしっかりつなぎながら、攻撃のリズムをつくっていく。そして迎えた2分31秒。ゴール前での素早いパス回しから最後は笠崎貴寛(政経3=日光明峰)がシュート。幸先良く先制点を決めた。「いつも逆転されてしまうパターンが多く、先制点が大事だと思ったので、自分が決めることができて良かった」(笠崎)。明大を勢いづける一打となった。続けて5分29秒。日体大のホールディングによる反則で、パワープレーのチャンスをつかんだ明大。この好機を逃さなかった。牛来拓都(営4=北海)が絶妙なドリブルからチャンスメイク。それを生かして大津晃介(法1=日光明峰)がしっかりシュートを決めた。完全に流れをつかんだ明大。第1ピリオドを2―0で終えた。
さらに勢いを加速させたい第2ピリオド。明大によるゴールラッシュはここから幕を開けた。打って打って打ちまくる。そしてパックを奪われたらすぐに奪い返す。明大の激しい攻撃を前に日体大は守り中心の戦いを強いられる。開始4分50秒、歓喜の瞬間が訪れた。「ケガでなかなか試合に出れずにいた」佐々木創(法2=釧路江南)がゴール前にできたスペースからフリーでシュート。自身初となるゴールに、リンクの選手は全員佐々木に駆け寄り、ベンチの選手たちも拍手を送った。明大の勢いは止まらず、このピリオドだけで6得点を量産。一気に日体大を引き離した。
主導権をつかんで迎えた第3ピリオド。完全に機能しなくなっていた日体大DF陣とは対照的に、一向に勢いがとどまらない明大攻撃陣。ゴールへ吸い込まれるように、次々とシュートが決まっていく。第2ピリオドに続き、6得点を奪取。日体大相手に14得点の猛攻で大勝した。
この試合特に輝きを放ったのが、普段出場機会に恵まれない選手たちだった。「いつも出ていない選手がこういうチャンスを生かしていくことで、競い合いにもなるし、チームにプラスにもなると思います」(笠崎)。全員で勝利をつかんだ。ここまでリーグ戦を終え、3勝1分1敗。首位・東洋大に続き、法大、早大と並んで2位につけている明大。優勝を狙うためには、負けは許されない。思いを一つに“全員ホッケー”で勝利を奪いにいく。
試合後のコメント
2アシストの牛来主将
「今日は反則も少なかったし、あまりピンチもなかったです。慶大戦も相手を気にせず、今日みたいなホッケーをしたいと思います。東洋大戦に向けた試合になるので、油断せずにやりたいです」
先制ゴールを奪った笠崎
「いつも逆転されてしまうパターンが多く、先制点が大事だと思ったので、自分が決めることができて良かったです。いつも出ていない選手がこういうチャンスを生かしていくことで、競い合いにもなるし、チームにプラスになると思います。反省点はリンクが悪かったこともありますが、パスが適当になってしまうことがあったことです。春優勝し、3冠狙えるのは明治だけなので、とりあえず秋のリーグ戦を取って、インカレも取りたいです」
初ゴールを含め2ゴールの活躍を見せた佐々木
「ケガで試合になかなか出れていなかったのですが、久しぶりに試合に出れてその上ゴールを決めることができてうれしいです。試合に出れるチャンスがあれば、自分のプレーでチームに貢献できるよう、頑張りたいです」
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