シード権が遠のく悔しい敗戦/関東学生秋季1部リーグ戦

2012.09.27



 上位進出のためには1勝が欲しい。リーグ戦も終盤となり、出遅れた明大は4勝3敗と上位へ食い込むには厳しい成績。少なくともあと1勝しなければ、インカレでのシード権が得られる4位入賞は厳しい。春季の王者・日体大との試合は、松本勇監督、エース池辺大貴(政経3=藤代紫水)が不在。精神的支柱がいないながら前半は接戦を繰り広げるも、後半に離され敗れた。

 王者に肉薄した。前半開始からペースを握られてしまい、王者の実力を見せつけられる。しかし、中盤に入ると大倉有勲(商3=北陸)を中心に4連続得点を挙げ王者に食らい付く。さらに、守護神・荻原良太(営3=駿台甲府)の好セーブもあり試合は五分に。終盤には、堤由貴(営2=洛北)が個人技で相手ディフェンスをかわし得点を重ねた。最大5点差あった前半を同点で後半に折り返した。

 後半開始3分、荻原が負傷してしまい一時コートから離れてしまう。後半も五分の試合で進むかと思われた。しかし、荻原が戻ってくるまでに4点リードを許してしまった。ここから流れは日体大へ。「セットオフェンスがあまり決まらなかった」(横田健嗣主将・商4=藤代紫水)という中、前半から好調の堤は得点を決めていくが追い付くことはできず敗北。勝機は見えていただけに悔しい結果となった。

 勝利が必要だ。最終戦の日大戦で勝たなければ、4位入賞は果たせない。横田主将は「(日大戦は)順位を決める上で大事な試合」と真剣な表情で語った。4位入賞のためには、日大に勝つことが絶対条件となる。