2戦連続の敗戦で1勝4敗、上位入賞へ黄信号/秋季関東大学男子1部リーグ戦
中大戦
1日目の相手は東日本インカレを制した中大。だが、この秋季リーグはまだ0勝と厳しい戦いを強いられていた。
第1セットは点の取り合いになるも、飯塚渉太(政経3=相馬)らの活躍が光り、25-23でこのセットをものにする。続く第2セットも序盤の5連続ポイントなので一気に中大を引き離しにかかる。中盤、杉本匠(政経2=聖隷クリストファー)のスパイクが思うように決まらず追い上げられるも、終盤にかけてプレーは安定する。結局25-19で2セットを続けて取ると、勝利へ王手をかけた。
しかし、ここから明大は思うようなバレーができなくなる。第3セットは序盤に4連続ポイントを許すと、その差をなかなか埋めることができない。相手のスパイクも思うように拾うことができず、終盤、再びの4連続ポイントで17-25とされ、このセットを落とす。第4セットではお互いに競り合う展開となる。一時は離されたポイントも、終盤の怒とうの追い上げで試合はジュースへともつれる。しかし、最後は中大に逆転を許し、26-27でセットカウントを2-2とされ、後がなくなった。
第5セットは序盤、明大が着実にリードを重ねていくも、土壇場で中大に追い付かれてしまう。2セット続けてジュースにもつれ込むが、0-2から追い付いてきた中大の勢いを止めることができず16-18で試合終了。先週の慶大戦に引き続いてフルセットの試合を落とした。
「負けパターンだよね」(英大監督)と監督。主将も「負ける相手ではなかった。勝ち切れないのも今の明治の実力」(澤田潤主将・商4=浜松日体)と落胆の表情を隠せなかった。
筑波大戦
試合は終始筑波大にリードを許す苦しい展開となった。春季リーグ戦2位の筑波大を相手に粘りを見せるも、第1セット第2セットと続けてセットポイントを奪われてしまう。明大にとって後がなくなった第3セット。筑波大の強烈なスパイクに苦しめられながらも、大塚陸(政経3=日本航空)や鎌田将人(法3=城山)を中心に攻守ともに安定したプレーが光り、第4セットへと望みをつないだ。
迎えた第4セット。序盤から互いに一歩も譲らぬ点の奪い合いが繰り広げられる。しかし筑波大にサービスポイントなどで3連続得点を決められ、7―10とリードされてしまう。ピンチは重ねて明大を襲った。主力として活躍していた鎌田が、着陸時に足を負傷してしまう。そこで鎌田に代えて水野貴文(政経4=深谷)をコートへ。ここから追い上げを見せたいところであったが、筑波大の高いブロックを前に、なかなかスパイクを決め切れない。こうして最後まで筑波大に追い付くことはかなわず、試合終了。セットカウント1―4で筑波大に敗れた。
リーグ戦もいよいよ後半戦に突入する。ここまで1勝4敗と、まだまだ本来の力を発揮できていない明大。目標とする上位入賞を達成するためには、これ以上負けは許されない。この負けを次の1勝へ。選手全員の思いを試合にぶつけ、残り4試合、悔いのない戦いをしてもらいたい。
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