明早戦を制し今季初の連勝を飾る/関東大学1部リーグ戦

2012.09.24
 通り雨の降る中始まった今季3度目となる明早戦。現在2位(第13節終了時点)を走る早大相手に「胸を借りるつもりで」(神川明彦監督)この一戦に臨んだ。試合は、小川大貴(営3=ジュビロ磐田ユース)の勝ち越しゴールで逃げ切った明大が勝利し今季初の連勝を飾った。
 
 立ち上がりから順調だった。前半開始わずか4分。久々のスタメンに名を連ねた和泉竜司(政経1=市立船橋)からの折り返しのパスに反応した西澤厚志(政経3=前橋育英)のリーグ戦初ゴールが決まり、早々と先制点を得る。その後もテンポ良く早大ゴールを攻めていたが、27分には試合を振り出しに戻されてしまう。それでも三田啓貴(政経4=FC東京U-18)を起点に攻め続けていると39分、小気味よいパス交換から最後は小川が角度のないところから右のサイドネットに突き刺して勝ち越し弾を挙げた。

 後半も前半のいい流れはそのままに、さらなる追加点を狙ってゆく。相手に決定的な仕事をさせないまま時は流れ、28分には中盤で奪ったボールを山村佑樹(政経4=FC東京U-18)が持ち込んでシュートするもこれは惜しくもバーの上。直後にはこの日代わって入った阪野豊史(商4=浦和レッズユース)、またも山村が立て続けにゴールを襲う。しかしなかなかゴールを割ることはできず、そのまま試合は終了。

 若いチームの守備が光った。今節のスタメンには守備陣を中心に3選手もの1年生が名を連ねた。「今年の1年生はクレバー」(神川監督)。今節では相手エースのFW富山貴光に打たせたシュートはわずか1本。センターバックとボランチで挟む形でマークし通し、完璧に封じた。

 次節はここ2試合3点差で敗れ続けている専大。その爆発的な攻撃力を誇る専大相手に比較的若い守備陣がどう太刀打ちするかに注目だ。

今日のコメント
神川監督

「お互い1勝1敗で迎えた今回の試合ですがやはり早稲田は強かった。早稲田の10番を徹底的にマークしろと指示したのでその10番にシュートを打たせなかったのが良かった。1年生は非常にクレバーなプレーをしていた。少しレフリーに文句を言い過ぎていたのが良くなかった点。次節の専大戦はぜひ勝ちたい」

明大出場メンバー
位置 背番 名前 前所属 学部学年
GK 21 三浦龍輝 FC東京U-18 商2
DF 小川大貴 ジュビロ磐田ユース 営3
阿渡真也 鹿島学園 法4
14 山越康平 八板中央 法1
12 小池佑平 セレッソ大阪ユース 営1
→後半40分 八塚利郎 東京ヴェルディユース 政経3
MF 10 三田啓貴 FC東京U-18 政経4
水野輝 市立船橋 文3
岩渕良太 FC東京U-18 文4
19 和泉竜司 市立船橋 政経1
→後半35分 梅内和磨 FC東京U-18 政経3
FW 山村佑樹 FC東京U-18 政経4
22 西澤厚志 前橋育英 政経3
→後半16分 阪野豊史 浦和レッズユース 商4
※監督は神川明彦監督
順位表
チーム 勝点 勝数 分数 負数 得点 失点 得失
専大 30 42 17 25
早大 25 28 20
中大 25 20 18
日体大 23 18 14
筑波大 19 32 25
明大 17 26 26
流経大 17 23 23
国士大 17 23 24 ―1
慶大 17 21 31 -10
10 順大 13 14 29 -15
11 神大 11 22 30 -8
12 東学大 16 28 -12
※第13節終了時
後期終了後、上位4チームが全日本大学選手権出場
下位2チームは2部リーグへ降格