早大相手にミス目立ち痛い敗戦/関東学生秋季1部リーグ戦

2012.09.23



 「前半20分までは競れていた」(横田健嗣主将・商4=藤代紫水)と振り返るように序盤の滑り出しは悪くなかった。スタメンのほとんどを世代別日本代表が占める早大に対して必死に食らい付いていく。相手のパワーとスピードを織り交ぜた多彩な攻撃に苦しむも、ポスト大倉有勲(商3=北陸)が奮闘し明大も得点を重ねていく。しかし前半ラスト10分オフェンスでのミスが目立ちだすと、徐々に早大ペースに。タイムアウトを取るも流れは止まらず、結局前半は5連続失点を喫し12-18で折り返す。

 早めに追い付きたい明大だったが、後半もいきなり3連続失点と最悪の立ち上がり。その後もエース池辺大貴(政経3=藤代紫水)、大倉の得点で離されはしないものの点差を縮めることができない。「ディフェンス力での差が出た」(松本監督)と松本監督が話すように点を取っても、ディフェンスで守り切れない場面が試合を通して見られた。終盤にもシュートミスを連発し、最後までペースをつかめず25-33と完敗となった。
 
 今日の敗戦はインカレシード権である4位以内が遠のく痛い3敗目となった。しかし選手は「早大は強い。でも自分たちと実力の面で考えると勝てない相手ではない。今日見えた課題はミスや一試合を戦いきる体力。すぐにできることではないけどインカレまでに修正する」(池辺)と前を向いている。明日の相手は王者・日体大となるが「今日以上に走って走り負けないようにしないと絶対に勝てない。しっかり対策はして臨みたい」(松本監督)と明日も厳しい戦いとなるだろう。ラスト2戦、上位に踏みとどまるために維持を見せたい。