リベンジ果たせず東海大に敗北/関東大学女子3部リーグ戦
スターティングメンバーは工藤安沙子(国際4=東京成徳)、内田美緒(理工4=明星学園)、小島つばさ(国際3=東京成徳)、野路麻衣(理工3=金沢西)、伴真衣香(文1=東京成徳)。
第1クォーターは明大ボールで始まった。内田のこぼれ球を工藤が押し込み点をもぎ取るも、数分間は無得点の時間が続く。その間に相手は次々とシュートを決めていく。さらに相手のディフェンスに圧倒され、連続ターンオーバーを許し、スローインでも5秒バイオレーションを取られてしまう。ゴール下のディフェンスも厳しく、打たせてもらえない。残り41秒、野路と北浦彩加(国際1=大津)がダブルチームを仕掛け、スティールに成功。小島がパスを受けレイアップシュートで得点し13-22。
巻き返しを図りたい第2クォーター。開始30秒で内田がスティールからのレイアップシュートを決める。しかし後が続かなかった。積極的にパスカットを狙うが、ファウルを取られてしまう。相手が次々と得点する中、明大はボールを取ることすら阻まれる。残り3分55秒、やっとのことで小島がスティール。伴のミドルシュートが決まる。この時点で17-31。どんな体勢からもシュートを決めてくる東海大に対し、シュートチャンスをなかなかものにできない明大。終盤、伴がスティールを決めるも得点につながることなく21-35で前半が終了。
第3クォーターからは明大の反撃が始まる。攻めのディフェンスで相手に24秒バイオレーションを誘発させる。伴がオフェンスリバウンドからシュートを決めれば、小島もバスケットカットからパスをもらい得点。内田、徳永のミドルシュートも連続して決まり37-48。9点差まで持ち込んだところで相手がタイムアウト。この勢いで追い付きたい明大だったが、相手にファウルをし、フリースローを与えてしまう。さらに残り10秒で3Pシュートを決められ41-55で最終クォーターを迎えることに。
これ以上の点差は許したくない第4クォーター。明大がシュートを決めれば相手も決める。入れては返され、一向に点差が縮まらない。しかし、小島がオフェンスチャージをもらうなど、ディフェンスで活躍を見せる。内田もパワードリブルで相手を押しのけ得点。伴はドライブからのレイアップシュートに持ち込み、ファウルをもらいフリースローを沈める。野路も積極的に3Pシュートを狙っていく。再び10点差まで詰めるも、その後は点差を縮めることができず63-74でタイムアップ。
昨年負けていた相手だけに今年はリベンジを果たしたかった明大。いつも以上の気合で臨んだ選手たちも悔しい表情を浮かべた。しかし「初めてやったゾーンディフェンスも相手に効いていた」(徳永)「東海大のミスを誘えたところが自分たちの成長したところ」(伴)と収穫もあった。残りの秋草学園短大と青学大との2戦。2部昇格のために「絶対負けられない」(内田)。選手たちは気持ち新たに目標へと突き進む。
[竹田絵美]
選手のコメント
内田
「試合に出ている5人の中で私以外の4人は守ってたし、シュートも決まってた。敗因は自分自身。決め切れてなかったし、守れてなかった。第2クォーター中盤は苦しかった。守り切る足腰がなかった。でもアウトサイドもジュン(徳永)もディフェンスを頑張っていた。1対1のセンスは明大の方が上だったと思う。ただお互いがお互いを生かし切れなかった。来週はそれぞれチームの攻め方が違うので、それに合わせたディフェンスの練習をしていく。絶対に負けられないので全員で勝ちにいきたい」
工藤
「試合を通してディフェンスが良かった。オフェンスはなぜかシュートが入らなくて、小さなミスも多かった。そこを少なくして、シュートの確率を上げたら勝てない相手ではなかったと思う。昨年の東海大戦と比べて今年の方がチームで戦った感じがあった。来週は、この1週間で何か大きく変わるわけではないけどやってきたことを全部出せればいい」
徳永
「今日は結構プレッシャーをかけてディフェンスできたと思う。去年よりは良い試合だった。前半はプレッシャーに対してどうしてもシュートが入らなくてアウトされてリバウンドも取られたりした。相手は裏パスが多いから3線のケアをしっかりしようと決めていて、それは結構できていたと思う。初めてやったゾーンディフェンスも練習ではうまくいかなかったけど、今日は効いていたと思う。来週は青学大の双子の選手が打ってくるので、ハイポストに上がらせないようなディフェンスをしていきたい」
野路
「本当は勝ちたかった。自分たちのミスで点差が開いてしまった部分がある。チームとしては今までの4試合よりもさらに良いプレーが出ていたから良かった。ちょっとしたミスが敗因。そこで今日は負けてしまった。個人的にはシュートを狙うのが遅かった。センターのジャンプシュートに頼るんじゃなくて、もっと得点に貢献できたら良かった。外の点数をどれだけ決められるかも大事だと思う。またガードとしてどこで攻めるか、何で攻めるかをもっと明確に指示できたら良かった。後半は攻めのディフェンスができたと思う。来週は弱いチームではないので平日の練習でどれだけ自分たちの力を上げられるかだと思う。2勝する」
伴
「悔しかった。良い感じの緊張感で、みんな気合いも入っていたし、出すものは出せたと思う。点数の差はやっぱりミスの差。自分たちはミスが多かった。でも、東海大のミスも誘えた。そこが自分たちの成長したところだと思う。ミスを少なくしていけば勝てない相手ではない。とにかく今日は強気で攻めようと思った。前半は緊張していた部分もあったし、無理に中に入ろうとして狙われたりもした。後半は思いっきりいけたし、足も動いた。シュートは入らなくてもファウルはもらおうと思っていた。来週は今までの研究をされてるから、普通にやったら負けてしまう。練習以上のことを出してミスを少なくしていきたい。個人的には1年生らしく思いっきり良いシュートを打っていきたい」
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