初戦、惜しくも接戦の末敗れる/秋季関東大学男子1部リーグ戦
1セット目は先制点でブロック、2点目でスパイクを連続で決め幸先の良い出だしとなった。しかし、中盤以降は先行される展開へ。それでもサイドの2人、飯塚渉太(政経3=相馬)と杉本匠(政経2=聖隷クリストファー)のスパイクを中心に何とか食らい付く。しかし終盤に連続ポイントを許すと、そのまま突き放され最初のセットを落としてしまう。
2セット目は序盤から中盤までと3~4点のリードをされ、試合が進む。だが、飯塚の時間差攻撃のスパイクや杉本のコースを打ち分けるスパイクなどで20点目を境に逆転。その後も、セッターの新貴裕(経営3=石川県立工)のこの日3本目のブロックポイントも飛び出し、このセットを終盤で逃げ切って勝ち取った。
3セット目では、連続ポイントの取り合いが多く見られる。お互いに一進一退の攻防を展開する中、明大はこのセットだけで、5本のブロックを決める。だが、終盤の相手の連続ポイントが大きく響き、このセットを落とし1-2とされ追い詰められる。
4セット目は序盤で澤田潤主将(商4=浜松日体)、鎌田将人(法3=城山)のブロックなどもあり、いい流れを呼び込んだように見えた。中盤で一時突き放すものの、瞬く間に追い付かれ試合は振り出しに。以降は1点を争う攻防となるが、終盤には相手の5連続ポイントもあり、このまま日体大のリズムで行くかと思われた。だが、明大はここから怒とうの粘りを見せる。杉本の高い打点から放たれるスパイクなどでジュースに持ち込んで終盤まで食らい付く。しかし、惜しくも26―28という接戦でこのセットも落とし、セットカウント1―3で敗れた。
初戦は黒星スタートとなった明大だが、まだ戦いは始まったばかり。この敗戦を糧に再び前に進んでいく。
試合後のコメント
英監督
「初戦だったから大事にいき過ぎた。自分たちのリズムに乗り切れなかった。ミスが多かった。練習試合では気持ち的には楽だが、本試合は楽ではないので簡単に勝てない。攻撃ではセンターをおとりにサイドのスパイクが多過ぎた。だから、もっとバックアタックを多くしたい。このような練習は夏合宿でやってきたが起動してなかった。明日の試合に向けてはがむしゃらにやるだけ。チャレンジャーの気持ちで1点を取りにいくバレーをし、気持ちで負けないようにしたい」
澤田主将
「全然駄目だった。相手にやりたい放題やられてしまった。スロースタートで、エンジンがかかるのが遅かった。自分たちのプレーができなかったことが一番悔しい。個人的なことに関しては、センターとしてブロックが甘過ぎた。チームもうまくまとめ切れなかった。もう負けたくない」
飯塚
「初戦ということもあってか、1セット目から全体的にプレーに硬さが目立った。それが敗因の一つだと思う。今後は楽しみながら勝っていきたい」
杉本
「自分のスパイクが拾われる場面が何回も繰り返された。チームが行き詰まっている時に自分が対処できなかった。しかし、自分たちのレシーブからのスパイクがうまく決まって良かった。あと、バックアタックをもっと打ってチームをどんどん楽にさせたい。明日に向けては2部から上がってきたチームだが、反省点をふまえて課題を克服して明治のバレーをやりたい」
中村悠貴(文2=習志野)
「久しぶりの試合だったからとても疲れた。取れるところで取れなかった。1セット目は取られたが、2セット目はブロック、レシーブがうまく対応できた。また、今日の自分のレシーブに得点をつけるなら30点。もっとサーブカットを良くしたい。明日に向けては悪いことをマイナスにしないでプラスに変えていくプレーをしたい。相手は2部から上がってきたチームだが気を抜かないで頑張りたい」
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