
悔しさ残る3位、全日本で雪辱を/関東学生優勝大会
今回で61回目を数える団体戦の関東インカレ。各チーム7人の選手が戦い、勝者数が多いチームが勝ちとなり、同数の場合は取得本数で勝敗を決する。2回戦から登場の明大は初戦の相手である拓大に5-0で勝利。相手チームに1本も取らせない圧倒的な試合内容で難なく3回戦進出を決めると、3回戦の宇都宮大相手にも5-0。再び相手に1本も取らせなかった。4回戦の順大にも5-0とし、終始相手チームを圧倒。全く問題にすることなく順当に準々決勝進出を決めた。
準々決勝では日大と対戦。先鋒(せんぽう)・樫原圭亮(法2=福岡大大濠)がメンでまず1勝を挙げると、続く次鋒(じほう)・茂田大貴(政経3=九州学院)が引き分ける。五将・高山駿介(法4=土浦湖北)はメンで勝利。これで2-0とする。その後中堅・寺田雄弥(政経4=明徳義塾)がメンを取られ2-1とされるも、続く三将・中本鉄平(商3=西大寺)、副将・永山貴大(法4=龍谷)、大将・足達翔太主将(政経4=九州学院)が引き分け、そのまま準決勝進出を決めた。
鬼門となった中大を相手にした準決勝。昨年も準決勝で敗退を喫しただけに「今年は去年より上に行きたい」(栗原監督)と何としても好結果を残したかったが、先鋒(せんぽう)、次鋒(じほう)が引き分けると、五将・伊藤崇司(法3=麗澤瑞浪)がメンを取られ敗戦を喫する。続く高山もメンを取られ0-2とされてしまう。三将・中本は引き分けるが、副将・永山が試合開始直後にドウを取られてしまい。結局試合終了までに返すことができず、0-3となり試合はここで決まってしまう。大将・足達主将はコテを取られるも、すかさずドウを返す。だがこのまま試合は動かず引き分け。0-3でまたしても準決勝で敗れ去った。
「こっちのものにできなかった」(栗原監督)とぎりぎりの試合だった。2年連続で準決勝の壁を突破することができなかった。しかし「攻められるようにはなってきている」(栗原監督)と前向きな評価もあり、全日本インカレへの視界は良好だ。いまだ果たせていない全国制覇に向けて、再び稽古に選手たちは励んでいく。
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