笹﨑が自己ベストで7位入賞! 仁和、惜しくも9位/日本学生対校選手権

2012.09.13
 日本インカレ大会最終日。本学から1万mWに関東インカレ7位に入賞した仁和光一(政経2=星稜)と田村健人(法4=弥栄)、3000mSCには関東インカレファイナリストの笹﨑高志(文3=佐久長聖)が出場した。

 朝早くから行われた1万mW。序盤から先頭集団についていき積極的なレースをした仁和。しかし、2800m過ぎの先頭集団の動きについていけず、第2集団につけて先頭を追いかける。ここから、粘り強く前を追いかける歩きを見せ「レース前から入賞は意識していた」と入賞ライン付近でレースを展開した。最後まで前を追い続けるが、入賞圏内の8位にわずかに届かず9位。8位とは6秒差だっただけに「9位という結果は悔しい」と語った。

 3000mSCで出場の笹﨑は関カレでのリベンジに挑んだ。レース序盤から落ち着いた入りで後方につくと、徐々に順位を上げ第2集団に食らい付いていく。その後、第2集団が先頭に追い付き、トップ集団を形成すると、その中で必死に前を追う走りを見せる。終盤で離されてしまうものの、粘りの走りで7位入賞を勝ち取った。自己ベストも100分の4秒更新し「調整ができていない中での入賞は自信につながった」と収穫の多いレースになった。

 4日間の大舞台、日本インカレが終了した。今大会には残念ながら欠場してしまった選手もいる。出場した選手たちの中にも力を発揮できた選手もいれば、課題が残る結果になった選手もいる。それぞれの目標に向け、選手たちは次なるステップへと歩みを進めていく。

レース後のコメント
仁和
「ふがいない結果だった。今回はやる気のある試合だったが、競歩をやってきて初めて思い通りにいかなかった。それだけに6秒差で9位という結果は悔しい。調整の段階で自分に合ったメニューをやってきた。その上でコーチからも「結果を残せ」と言われていたので、レース前から入賞は意識していた。序盤は我慢して後半追い上げるというレースプランで臨んだが、上げ切れなかった。体力をつけることが課題だと思う。次のターゲットは来月から始まるロードレース。来年の世界ユニバを見据えたシーズンにしたい」

田村
「関東インカレが終わって一段落して、就職活動もしていたので今日は準備不足という感じ。とにかく今のベストを出そうと思っていた。来月山形である50㎞が区切りと思っているので、そこで納得できる終わり方ができるように、1カ月しかないですけど体調を戻し頑張りたいと思います」

笹﨑
「今日のレースは70点。8分台を出したかったが、きつい場面で踏ん張れなかった。西監督からも8分台を出してこいと言われていたけど、2000m過ぎからきつくなってラスト2周でペースを上げられなかった。でも、調整ができていない中での入賞は自信につながった。腰を痛めていて合宿でも思うように走れなかったが、次につながるレースができたと思う。3000mSCをやる機会は来春までないので、5000m、1万mで結果を出して、箱根のメンバー争いに加わりたい」