日大に快勝し、リーグ戦初勝利/関東大学1部リーグ戦

2012.09.12
日大に快勝し、リーグ戦初勝利/関東大学1部リーグ戦
 4戦目にして初勝利を飾った。法大・慶大・早大に開幕から3連敗し、王座出場が絶望的になった明大。目標を1部残留に切り替えてリーグ戦初勝利を果たすべく戦った相手は、昨年5位の日大。暑さが厳しいこの時期に試合が続き選手達には疲れが見える場面もあったが、7-2で勝利した。

 粘りのプレーでダブルスを勝ち越した。まずダブルス2の大阿久正太主将(商4=湘南工科大附)・古橋弘章(商3=湘南工科大附)組は1セット・2セット共にタイブレークとなる接戦。粘る相手にサーブを効果的に使った大阿久・古橋組が勝利した。ダブルス3の佐藤充(営4=東京都私立大成)・泉田峻(理工4=仙台三)組も1セットからタイブレークとなる。しかし1セットをものにすると、2セット目は6―1と圧倒し勝利。ダブルス1の小野陽平(営2=関西)・奥田圭都(国際2=光泉)組がまさかのストレート負けを喫したが、上級生ペアが粘り勝ちをした。「4年生がダブルス2本勝って流れができた。どっちか落としていたら厳しかったかもしれない」(大阿久)と言うように、上級生が意地を見せて流れを引き寄せた明大がダブルスで2-1とリードした。

小野は今リーグ初勝利
小野は今リーグ初勝利

 ダブルスの勢いに乗りたい明大勢は、リーグ戦初勝利を目指しシングルスでも奮闘する。ルーキー弓立佑生(政経1=新田)がリーグ戦3勝目を挙げると、伊藤駿(政経4=松商学園)もストレート勝ち。初勝利の懸かった上野泰弘(理工3=日大三島)の試合はフルセットまでもつれた。結局3時間半以上に及ぶ激戦の末に辛勝。明大の勝利が決まり、グラウンドに大の字になり、喜びを爆発させた。続く小野、奥田も苦しみながらもリーグ戦初勝利。終わってみれば7―2で日大に圧勝した。

 「亜大に負けたら、入れ替えになるかもしれないので、気を抜かず頑張りたい」と伊藤駿。王座からは遠のいたものの、まだ試合は残っている。亜大戦に勝つことで、今季を白星で締めくくりたい。

勝利が決まった瞬間、コートに大の字になって喜びを表す上野
勝利が決まった瞬間、コートに大の字になって喜びを表す上野