ラストスパートで魅せインカレ3位 自ら持つ明大記録を更新/日本学生対校選手権

2012.09.10
 トラック・フィールド競技の大舞台、日本インカレが始まった。初日は前野貴行(農2=須磨学園)が1500mに出場した。予選を順調に勝ち上がると、決勝では自らの持つ明大記録を更新する走りで3位に。7月の明法戦に続き、好調ぶりをアピールした。

 強烈なラストスパートで追い上げた。序盤は後方について「先頭が見える位置取りをしてペースの上げ下げに対応できた」と落ち着いたレース展開。前を追っていくことを考えて走っていた。2周目、3周目と徐々に順位を上げていく。「苦しいところでしっかり耐えて頑張れた」と最後のホームストレートで前を走っていた監物(環太平洋大)を一気に抜き去り3位を勝ち取った。自身の持つ明大記録を塗り替える力走。走っている時は明大記録を全く意識してなかった。夏合宿や普段の練習が積めていたことが、結果につながった。

 これから大会は3日続く。他の種目も見どころ満載だ。前野の勢いに続いてあとの選手もいい結果に期待したい。