ペースを守り抜き、立正大に勝利/関東大学女子3部リーグ戦

ペースを守り抜き、立正大に勝利/関東大学女子3部リーグ戦
 昨日に続き、立正大戦もものにした。序盤はシュートが入らず苦しい場面が続いたが明大はペースを守り抜き78-57で勝利をあげた。

 スターティングメンバーは工藤安沙子(国際4=東京成徳)、徳永早紀(理工4=湘南工科大附)、小島つばさ(国際3=東京成徳)、野路麻衣(理工3=金沢西)、伴真衣香(文1=東京成徳)。

 相手の3Pシュートで始まった第1クォーター。明大もシュートを放つがリングに嫌われる。やっとのことで徳永がゴール下でファウルをもらい、フリースローを1本決める。続いて工藤、伴もゴール下でのシュートを決めるが、その後明大も立正大もお互い無得点の時間が続く。途中交代の北浦彩加(国際1=大津)がゴール下へ切り込んでいくもシュートが決まらない。その後フリースローで点を稼ぐなど18-10で第2クォーターへ。

 第2クォーター序盤では相手に4点を連取されてしまう。しかし小島、野路がダブルチームのディフェンスで相手にプレッシャーをかけるとチームも勢いづいた。直後に野路が3Pシュートを沈め、小島は野路のロングパスからレイアップで得点。徳永も「アウトしてしっかりリバウンドを取る」と昨日の宣言通り、リバウンドシュートを決める。残り6秒でファウルを取られ相手にフリースローを2本決められるも、お返しと言わんばかりに小島の素早いパスから伴がブザービーター。34-27と明大リードで前半を折り返す。

 第3クォーターは伴が点を稼いだ。積極的にゴール下に入り込み、パスをもらってシュート。迫り来る相手のディフェンスもロールでかわし難なく得点する。2度のファウルをもらい、フリースローも全て決めてみせた。終盤では徳永が厳しい体勢からシュートを決め58ー37。

 この勢いで勝利をつかみたい第4クォーター。序盤はシュートが入らずもどかしい時間が続いたがタイムアウトで切り替えを図ると、工藤のミドルシュートでリズムを取り戻す。残り1分11秒でメンバーチェンジ。佐藤安澄(理工4=カリタス女子)、千葉美知瑠(文2=東京成徳)、北浦、加藤葉月(営1=明大中野八王子)がコートに入った。この時既に立正大はチームファウル5。千葉と野路が連続でファウルをもらいフリースローを全て決める。明大は最後まで手を抜くことなく78-57で試合終了。

 リーグ2勝目となった立正大戦。課題の出だしではシュートこそ入らなかったものの、相手のペースにのみ込まれることはなかった。この感覚を来週につなぎ、流経大戦、そして東海大戦に臨む。

選手のコメント

「課題の出だしを良くするっていうのはみんな意識できてたし、出せていたと思う。オフェンスはリバウンドが取れていて良かったけど、もったいないミスがあったので改善できれば強くなると思う。個人的にはどんどんシュートに行くことを意識した。今日は雰囲気も良くて、みんな笑って試合ができたと思う。ベンチのメンバーを出してあげたいっていう気持ちもあったから早い段階で差を広げたかった。来週は課題の出だしがうまくいけば勝てると思う。練習でやったことを全部出して、受け身にならないでディフェンスでも責められるようにみんなで頑張りたい」

工藤
「今日も勝てたので純粋にうれしい。今日は出だしとリバウンドとプレッシャーを頑張ろうってみんなで約束していた。シュートは入らなかったけどリバウンドが取れていたのが勝因だと思う。私たちが1年生の時に立正大とは合同合宿をしていて、向こうは相当研究してきてたと思う。向こうには良いセンターも入って、気が抜けない相手でライバルという感じ。ディフェンスではみんなが抜かれないように1対1からちゃんと意識をしていたのが良かった。でも全員がアウトしてなくてこぼれ球を取られて入れられたりしてたので、ボールを取るまで気を抜かずにしていきたい。来週の流経大には必ず勝つ。東海大には昨年やられているので、今年は簡単に打たせないように全員で攻めていきたい」

野路
「もっと早めに点差を開けたら良かった。もっと大差で勝てる相手だったと思う。前半はシュートが入らなくてディフェンスからリズムをつくろうとして、いまひとつ力を発揮できなかった。シュートは入らなかったけど、リバウンドは勝っていたと思う。ディフェンスは止めて入れてっていう良いサイクルでできれば良かった速攻が何本か出てたし、みんな走ってたし、気持ちを切らさないで最後まで集中できていたと思う。来週の流経大には差をつけたい。東海大も粘ってディフェンスから頑張って勝ちにいきたい」

小島
「ディフェンスもシュートも全体的に駄目だった。ファウルも多かった。でもチーム全体で点を取ろうという姿勢はよかった。来週は今みたいに勢いのある攻めるバスケをしていきたい」

徳永
「アウトとかはいつもよりはできていて、リバウンドも取れていた。リバウンドに関しては気持ちをちゃんと持ってやれたかなと思う。来週の流経大には絶対に勝たなきゃいけない。東海大は当たりが強いからプレッシャーに負けないようにした。自分の仕事はリバウンドだからそこは必ずやり遂げたい」