
法大に勝利するが課題を残す/関東学生秋季1部リーグ戦
前半開始すぐに主導権を握った。「(今日の勝因は)スタートダッシュが決まったことです」(荻原良太・営3=駿台甲府)と語るように、序盤10分までに堅いディフェンスからの速攻が次々と決まり、8―1とリードする。25分過ぎにもエース池辺が3連続得点を記録するなど流れを法大に渡さず、20―12の8点差で前半を折り返した。
迎えた後半。序盤は苦戦するが、中盤以降リ-ドを広げ、勝利をほぼ手中に。「点差が付いて控えのメンバーまで出せたのは良かった」(松本勇監督)と、今日の試合の収穫点に控え選手に実戦経験を積ませることができたことを挙げた。ただ「チームとしてあまり機能していなかった」(荻原)と話すように、前半と比べると後半のプレーの質が落ちていたのは事実。
9日の相手は春に接戦を演じた東海大との一戦。「明日の試合で進化が問われると思う」(池辺)と語るように、チーム全体の課題をクリアしなければ勝つことは厳しい。だが勝てば波に乗れるはず。明日の試合はリーグ戦の結果を左右する大事な一戦となりそうだ。
試合後のコメント
松本監督
「途中でメンバーを入れ替えたとはいえ、失点が多い。今日は始まる前にディフェンスの動きの確認をしてそれを出だしで実践できた。先週の2試合で体力的な課題も出てきたので点差が付いて控えのメンバーまで出せたのは良かった。ポストの大倉が復帰してきたのは大きい。秋に向けて目標にしてきたディフェンス力という面ではまだまだ課題が多い。それでも今日一勝できたことは大きい。明日の東海大戦は上位に残るために絶対に落とせないが厳しい戦いになると思う。苦しい展開になった時に一体となってみんなで守ろうという気持ちが必要。どのみち楽な相手はいないので競り勝っていくしかない」
池辺
「この試合も前半と比べ後半が落ちてしまいました。まだ課題はクリアできていない。まだ進歩できていない。明日は今日みたいな試合ではなく、厳しい試合になると思いますが、明日の試合で進化が問われると思います。勝てば波に乗れるし、負けるとこのまま負け続けると思います。大事な試合になるのは間違いないので絶対勝ちたいと思います」
小澤亮太(法3=富岡)
「前半出だし10分で自分たちの流れができて、そこを崩さず前半30分間を終えたことで良かったが、前の2試合と後半の出だしが変わっていない。今日は前半にリードしていたから逆転されることはなかったけど、それが次の試合で直ってないといけない。明日へ向けみんなでミーティングして直して東海大戦に臨みたい。明日勝って連勝して波に乗って、後半戦にいくために大事な試合になると思う」
荻原
「前半はチームが機能していたと思いますが、後半はあまり機能していませんでした。そこが反省するところです。(今日の勝因は)スタートダッシュが決まったことです。開始10分くらいでうまくいけた。でも前半の終盤に失速してしまい、10点差以上付けられませんでした。明日の試合は後半も油断せず終わりたい。そうすれば負けないと思います」
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