インカレ直前特集(13)4年生紹介4
――前期を振り返って
久保田 最後の年っていうだけあって、今までよりは水泳に集中できたと思います。
益田 正直最初の4~5月くらいは就職活動もあってあんまり練習に集中できない時期で、その頃はちょっと不安もありました。日本選手権とJAPANOPENでも結果が出なかったんですけど、今は夏休みに入ったっていうのもあって水泳に集中する時間が増えました。最後のインカレなので懸ける思いは強いです。あと少しの期間だけど気持ちの面もしっかり充実させていきたいです。
――前期で見つかった課題は
久保田 やっぱりあれですね。脂肪がつき過ぎたことですね(笑)。そこがちゃんとできればもっともっといい方向にいくと思います。
益田 前半から積極的なレースをすることですね。五輪を見てても積極的なレースをしてる人が勝ってると思うので、最後は疲れてバテるかもしれないですけどそれを知っていても前半から攻めていく姿勢を忘れないようにしたいです。
――合宿の感想は
久保田 合宿っていうだけで気持ちも引き締まるし、チームでやってるっていうこともより実感できたので、チームとしても個人としてもいい合宿でした。
益田 今回は普段一緒に練習することがない寮外生の後輩とかも参加してくれて、いつもより練習の質も私生活も充実した合宿だったと思います。
――合宿の中で一番の収穫は
久保田 キックですかね。キックが強くないとスピードが出ないと実感したので。
益田 後半まで続くキック力ですね。最後の50mとかきつい時にいかに自分の持ち味であるキックを打ち続けられるかっていうところが課題だったので、そういうのも考えながら過ごしました。
――今の調子は
久保田 悪いです(笑)。良くはないです。脂肪が原因です(笑)。でも特に焦ってるとかはないです。
益田 悪くはないです。今は徐々に上がってるかなという感じです。これでうまく疲れもとれて気持ちも充実できればいい結果が出るんじゃないかなと思います。
――チームの雰囲気は
久保田 抜群です。
益田 オンとオフの切り替えが良いですね。やる時はやる。遊ぶ時は遊ぶです。何事にも一生懸命です。
――昨年のチームと違うところは
久保田 チームの勢いだと思います。
益田 1年生が強いので、2~4年生も刺激されて普段の練習も試合も取り組んでると思います。
――チームをまとめていく上で主将として心掛けていることは
益田 ……。
久保田 何もしなくてもついていこうと思わせる人なんで、本人は特に何も考えてないんじゃないかなと僕は思います。みんなのお手本なんで、みんなの道しるべが彼です。
――チーム内で意識してる選手は
久保田 8割方は彼(益田主将)を意識してます。
益田 各種目の一番速い選手ですね。種目ごとによって目指すものは違うと思うし、1人速い人がいたらみんな刺激になると思うし、良いところは盗もうと思うと思います。
――インカレで出場する種目は
久保田 50m自由形。
益田 100m自由形、200m自由形。
――インカレでの目標は
久保田 1個下に吉澤太雲(営3=千葉県私立市川)がいるので、彼に勝てばおのずと点数には絡んでくると思うのでとりあえず通過点に吉澤を置こうかなと(笑)。
益田 最後の年というのもあるし、今までで一番いい結果を出したいっていうのもあります。段々レベルも上がってきている中で決勝に残って、表彰台に向けて頑張っていきたいっていうのもあります。
――目標達成のために必要なことは
久保田 水泳に対する貪欲さです。
益田 前半から積極的にいっても後半バテないようにする体です。キックだったりとかちょっとしたことでも気を使ってます。
――特に重点を置いて取り組んでることは
久保田 キックです。
益田 今はスピードですかね。前半から勝負していかないとついていけないと思うので少しでも前半スピードを出して楽に入れるようにっていうのを意識してます。
――水泳以外で取り組んでいることは
久保田 陸トレですね。みんなより脂肪が多いので、それを落とせばより抵抗が少なくて速くなるんじゃないかなと。今は腰回りとか腹筋とか体幹ですね。
益田 体幹と腕の入水ですね。いかに抵抗を少なく楽な力で進めるかっていうのを意識するために、少しでも体を一直線に保つように。またそれにつなげる上手い腕の入水ができればあんまり力を入れなくても進めるのでそういうことを意識してます。
――今年から新しく始めたことは
久保田 パワーアップですかね。根本的なパワーです。
益田 4月から1年生が入ってきて、最上級生として後輩のお手本となるような練習だったりトレーニングの方法を意識しました。
――明大の強みは
久保田 彼(益田主将)です。彼の存在が強みです。
益田 たぶん勢いに乗ったらいいところまでいくんじゃないかなというのはありますね。例えば誰かがベスト出したり、表彰台に上ったりしたら、一人一人のモチベーションも上がるし、ついていこうっていう気持ちにもなると思うのでそういうのが今のチームの強みなんじゃないかなと思います。
――大学4年間で印象に残ってるレースは
久保田 1年目のインカレですかね。大学入ってお祭りみたいな試合が初めてだったので、正直びっくりしたし、ああいうところで結果を出したいなと思いました。
益田 昨年のインカレの200m自由形のスイムオフですね。予選で8位同着になってしまって、決勝進出するためにその人ともう一度泳ぐ機会があって、そのレースは細かく覚えてます。チームが決勝に残るかっていうのも得点に大きく関わってきますし、明大はスイムオフに負けたことがないという話があるらしくかなりプレッシャーを与えられたんですけど、応援してくれるチームメイトとか他の大学の選手もお世話になった先生も声を掛けてくれたのがうれしかったし、うれしかったからこそ覚えてますね。
――インカレで最上級生として心掛けたいことは
久保田 僕の最後の泳ぎを見ててください(笑)。どのチームよりも盛り上がりたいです。
益田 やっぱり勢いですね。そのためにも最初のレースに出る久保田くんがドカンとやってくれることによって後輩も「あの久保田が良いタイムで泳いできたから、俺もやるぞ」ってなるところが見所です。
久保田 どの久保田だ(笑)。
――4年間を振り返りつつ、最後のインカレへ意気込みを
久保田 明大は先生がオフは楽しめ的な人なので明大じゃないとできない経験をさせてもらえました。最後はしっかりと感謝の気持ちを持って自分のやるべきことをやって、納得のいく結果を出したいと思います。
益田 入学の時に何校か選ぶ機会があったんですけど、その中で明大に惹かれたっていうのもありますし、入ってやっぱり間違いはなかったと思います。明大は楽しいし、オンオフの切り替えもしっかりできるチームだと思うので、最後は今までやってきた水泳に対しての気持ちも忘れずに、応援してくれてる両親とか、小さい頃から教えてくれてる先生とかいろんな人に感謝の気持ちを持って終わりたいです。
――水泳の魅力は
久保田 やっぱり水泳体型っていうのはモテるので、他のスポーツにはない美しさみたいなのがあるかなと。あと道具のお金があんまりかからないことと、球技とかに比べてラッキーがないことですね。力しか出ないので、それですね(笑)。
益田 結論は何だよ(笑)。
久保田 その人本来の力が見られるんじゃないかなと思います。
益田 自分がやってきた分だけ返ってくるスポーツかなと思います。人に判断されるんじゃなくて、きちんとしたタイムで返って来るので最後はやってきた努力を裏切らないスポーツです。しっかりやってればおのずと結果は出てくるし、人に決められるんじゃなくて自分がやった分だけ結果が返ってくるのが魅力だと思います。
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