筑波大に勝利も、不安が残る内容に/関東学生秋季1部リーグ戦

2012.09.06
 2年連続のグランドスラムを懸けた戦いが始まった。初戦は今季1部に昇格を果たした筑波大だったが苦戦を強いられる。2年生トリオの活躍で勝利を挙げたが課題の多い一戦となった。

 勝利まで遠かった。1番手の平野友樹(商2=野田学園)がまさかの大ブレーキ。谷村(筑波大)に2セットを奪われ、あとがなくなる。第3セット以降もリードされては追い付いて何とか粘り勝ち。続く岡田崚(商2=愛工大名電)はストレート勝ちで、リーグ戦初出場となる中尾泰朗(商3=福井商)にいい形でつなぐ。だが「緊張とリラックスのバランスがうまくいかなかった」(中尾)とリーグ戦特有の雰囲気にのまれたのか、リーグ戦初白星はならなかった。第4ゲームのダブルスは新人戦を制し勢いに乗る平野・塩入組(筑波大)との一戦。思い切ってプレーしてくる相手に「受け身になった部分もあった」(神巧也・政経2=青森山田)というが、勝ち星は逃さなかった。4番手の横山輝(政経3=大阪桐蔭)は春季リーグ戦では殊勲賞を獲得しており秋季リーグ戦でも期待が懸かる。最終第5セットまでもつれ9-9と大接戦を演じるが、一歩及ばずリーグ戦初の負けとなった。結局、試合を決めたのは6番手の神。本調子とはいかず第3、4セットを落とし追い付かれる厳しいゲーム展開に。それでも最後は振り切ってチーム最多のリーグ戦17勝目を収めた。

 「今日は合格点は与えられない」と田崎俊雄監督。個々の能力はありながらも、ゲームの流れには乗り切れなかった。どこか歯車の合わない試合内容をいかに修正するかがカギとなる。目指すは優勝のみ。負けられない戦いが続く。

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◆9・6 埼玉工大戦:10:30~ 中大戦:15:00~
≫会場アクセス
・墨田区総合体育館
――JR総武快速・緩行線/東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」北口より徒歩3分

※入場料無料