国士大に痛い逆転負け/関東学生秋季1部リーグ戦

2012.09.04
 



 秋季リーグ戦の初戦となった筑波大戦では敗北。2戦目となった国士大戦で何としても勝利を手に入れたかった明大。前半まではうまく試合を進め、3点リードで後半に折り返したが、終盤に失速。逆転負けを喫してしまった。これでリーグ戦2連敗。上位入賞に向け、もう後がない状況となった。

 前半を優位に進めたのは明大。高田剣(営4=明星)が開始早々相手のゴールネットを揺らし、先制点を獲得。いい流れをつくると順調に得点を重ね、リードを広げていった。10分を過ぎたあたりから国士大の反撃が始まり、自陣ゴール前まで迫ってくるが、キーパー荻原良太(営3=駿台甲府)が好セーブを連発。簡単には相手に得点を許さず、前半は19―16の3点リードで折り返した。

 後半開始直後は劣勢だったものの、荻原を中心に何とか相手の攻撃に持ちこたえていた。しかし、徐々に相手ペースとなっていく。13分に同点のゴールを許すと、14分には逆転を許してしまう。逆に明大は10分を過ぎたあたりから得点を伸ばせず、疲れや焦りなどから連携も機能しなかった。エースの池辺大貴(政経3=藤代紫水)も厳しいマークに合い、自由にシュートを打たせてくれない。「(後半は)初戦の筑波大戦みたいだった」(荻原)と最後まで流れを引き戻せないまま、30―35で試合終了。

 リーグ戦2連敗を喫した明大。しかし、春は2連敗から4連勝で巻き返し、3位という結果であった。「春の二の舞いになってしまったが、まだ上位に食い込める」横田健嗣主将(商4=藤代紫水)。次週の法大戦は何としても勝利し、次に望みをつなげる。

試合後のコメント
松本勇監督

「後半、全然守れなくなってしまった。体力的なところが足りない。昨日も前半そこそこできても、後半に落ちる。後半あれだけ点を取られたら、それ以上取らないといけない。前半19-16で後半は11点しか取れなくて、取れない守れないという状況になってしまった。全体的に相手に比べて動く量が違う。そこら辺の体力的なところだと思う。もっと走り込みがないと、1試合フルに戦えない。前半は良いがディフェンスが全然できないから、現在の満足度は60、70点」

横田
「前半突き放せるところではなせなかった。前半は明大に流れがあったのでしっかり点差を付けられたら良かった。後半になると国士大に流れがでてきた。国士大は流れが来た時にやらないといけないことができたけど、明大はできなかった」

池辺
「前半は比較的いい感じだったが、後半は自分たちのプレーができなかった。そこを踏ん張らないとこれから先勝っていけない。精神的なところだと思う。2試合戦って出てきた課題を徹底的に克服できるようにやっていく。(連敗して)チームの雰囲気が落ちている状況なので自分が引っ張って切り替えていけたら。このままだと最悪な状況でリーグ戦が終わってしまう。そこを念頭に置いて徹底的にやっていきたい」

荻原
「初戦の筑波大戦みたいでした。チームがバラバラだった。前半は勢いでいけたが、後半は実力の差が出てしまった。雰囲気も良くなく、後半は勝てる気がしなかった。連携もあまりとれていなかった。練習ではいい感じなので、今度の試合に練習の成果を出せるようにしたい」