青学大の壁は大きく、2連敗で初週終える/関東大学1部リーグ戦
昨年優勝した青学大と対戦した明大。序盤こそをリードを握ったものの、青学大のハードなディフェンスを攻略できず連敗を喫した。
第1クォーターは明大ペースだった。青学大がU―22日本代表の張本、比江島、永吉を温存した形で始まった一戦。明大が先制すると、残り8分から、皆川徹(営2=京北)のダンクシュート、安藤誓哉(情コミ2=明成)のパスから中東泰斗(文2=光泉)のアリウープが決まる。明大はここで点差を7点に広げ、攻勢を崩さない。得点の欲しいところで安藤がドライブから得点を決め、23―17で第1クォーターを終える。
第2クォーターは一転、我慢の時間帯となる。張本と永吉が投入され、青学大のタイトなディフェンスに苦しめられた明大の得点は、中東のフリースローによる2得点のみ。残り7分には逆転され、点差を広げられてしまう。
第3クォーターには青学大のエース比江島が出場。流れは悪くないものの明大のシュートが決まらず、一気に攻勢に出た青学大を止められない。しかし、残り2分から途中出場した伊澤実孝(政経1=愛産大工)が角度のないところからシュートを決めると、目健人(政経3=京北)と安藤の3Pシュートが決まり、37―52で第3クォーターを終える。
第4クォーターはルーキーの伊澤が明大を引っ張った。相手のディフェンスに臆することなく、積極的にシュートを放つ。伊澤の果敢なプレーに明大ベンチのムードは最高潮。安藤のアシストから皆川が決め、一時は6点差になるも、反撃はここまで。終了間際に目が4本目の3Pシュートを決めるものの、58―66で試合は終了した。
昨年の王者への挑戦となった今試合。青学大のディフェンスを崩し切れなかったが、U―22の3人を早く引きずり出したことは大きい。また、伊澤の活躍に「伊澤がいいところで決めてくれたのは一つの収穫」(塚本ヘッドコーチ)と太鼓判を押した。スタメンが2、3年と若いチームなだけに、次週の試合で勝てるかが士気に大きく左右しそうだ。ゲームキャプテンの安藤も「いい試合ができても2敗は2敗。次はとにかく一人一人ディフェンスで流れをつくっていく」と次週の試合での勝利に向けて、既に意識を高めている。
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