初戦は桜美林大に敗北/関東大学女子3部リーグ戦
前半からリズムがつかめなかった。3Pシュートを得意とする桜美林大を前に「そればっかりに意識し過ぎてしまった」(工藤安沙子(国際4=東京成徳))とチームの課題ともいえる出だしの部分でつまずいた。開始3分が経っても明大は無得点のまま。ディフェンスもうまく機能しなかった。相手はゴール下へ入り込み次々とシュートを決めていく。やっとのことで小島が得点。野路の3Pシュートや伴のレイアップも決まるが、13-19とリードを許したまま第1クォーターが終了。
第2クォーターでは内田と工藤のシュートで徐々に点差が縮まっていく。小島も必死にルーズボールを追い、伴のミドルシュートも決まる。この時点で30-29と逆転し、1点リードで前半を終えた。
相手の流れを絶ち切ったかのように思えた第2クォーター。しかし第3クォーターでパスミスからのターンオーバーやゴール下での連続ファウル、さらに相手の3Pシュートで逆転されてしまう。
45-54で迎えた第4クォーター。内田、工藤、徳永の4年生勢がリングを揺らす。小島も相手のスキを突きスティールを決め、伴も鋭いドライブで相手のディフェンスに切り込んでいく。リバウンドにも全員が食らい付いた。相手からファウルをもらいフリースローを決めるも、結果64-71と明大は最後まで波に乗り切れなかった。
試合後、選手たちは本来の力が出せなかったと口をそろえ、悔しさをあらわにした。しかし2部昇格への道は始まったばかり。次こそは全ての力を発揮して勝利をつかみ取ってほしい。
[竹田絵美]
選手のコメント
内田
「みんな力が出せていないわけではなかったが、出だしが駄目だった。後半は相手に合わせてしまった。チームは1対1が強いがそれが出せなかった。次は今日の課題を改善して自分たちらしいプレーを出していきたい」
徳永
「今日の試合は出だしが駄目だった。みんな入りが苦手。3クォーター目の出だしも駄目だった。桜美林は去年と攻め方が違かったと思う。あんなにカットイン、カットインという感じではなかった。次の試合では出だしをちゃんとして、点を稼げるようにしていきたい」
工藤
「最初から力が出せなかったことが今日の敗因。悔しかった。1人1人が攻め気じゃなくて逃げてる部分があったと思う。いつもディフェンスが機能してるとオフェンスも調子がいいのに、今日は後半脚が動かなくてリズムが悪かった。相手が3Pシュートを打ってくるチームだったからそれにばっかり意識し過ぎてしまった。これからの試合は全て勝てるように調整して頑張りたい」
小島
「今日は全然駄目だった。試合前に切り替えと出だし、リバウンドを頑張ろうって言っていたのにできてなかった。出だしからリズムを崩してしまった。挽回するにもリズムをつかめてなくて、詰めが甘かった。波に乗ろうとしたところで乗り切れていなかった。オフェンスではフリーで抜けてるのにシュートを外したりもったいない場面があった。ディフェンスではいらないファウルがあったのでなくしていきたい。でもベンチが盛り上げてくれて、声も出せていたのは良かった。今日は崩れた時にどれだけもっていこうかを考えていたけど動けなかった。次こそは自分らしくできればいいかなと思う。やってきたことを全部出したい」
伴
「(自分のプレーについて)パスばかりになってしまい、流れが来ているときにも攻め切れなかった。足が突っ立っていたのもある。リーグ戦というのを少し甘く見ていた。ただ今日それに気付けたので良かったと思う。(チームは)雰囲気は悪くはない。これから全勝でいけばいいし、練習通り、いい意味で楽しくやっていきたい」
フォトギャラリー
#13 内田
#83 伴
#99 野路
関連記事
RELATED ENTRIES