インカレ直前特集(2)ルーキー紹介2

2012.08.31
 今年もまたインカレの季節がやってきました。9月7日からは全国の大学が日本一を懸けたレースを展開します。昨年、明大は総合4位と悔しい結果に終わってしまいました。今年は昨年の後悔を力に変え、全員が一丸となって総合優勝を目指します。そんな熱い戦いに挑む水泳部の選手たちを紹介していきます。

 第2回は佐藤広隆(商1=八王子)と来間隆史(法1=玉野光南)の2人を紹介します。

――明治大学に入った理由は何ですか
佐藤
 高校の先輩が明治に来ているからです。寮生活ができるので充実した生活ができると思ったからです。明治は一体感があってチームワークがいいところも理由の一つです。
来間 コーチに明治を勧められました。コーチには伸びしろがあるから明治なら確実にやりたいことが見つかると言われました。自分でも調べて施設は充実していて団結力がいいと知りました。チャレンジ精神を持てるようにと思い、明治を選びました。

――水泳を始めたきっかけは何ですか
佐藤
 近所に水泳クラブがあり、複数で入ると割引があるか始めないかを親が勧められて始めたらしいです(笑) 最初は顔をつけるだけ泣いていました。
来間 走ったり体動かすのが好きで、ぜんそくを持っていたこともあり、始めました。プールに行くと朝から夕方まで泳いでいました。

――前期を振り返って
佐藤
 今年1月に自分は膝の手術をしました。なので思うような練習ができませんでした。キックの練習は十分できましたがまだ100%ではないです。インカレには出るのでそこに向けてしっかり調整したいです。
来間 大学初めての大会でベストが出たのですが、そこからあまり調子がよくなく、課題ばかりでした。後半の粘りや入りを速くするなど、具体的な課題を伸ばせるように、レースに結び付けばと思いながら練習しました。

――1年生ながらにしてインカレに出ることについて
佐藤
 200mバタフライに出場するのですが、プレッシャーも感じています。緊張よりもやってやろうという気持ちの方が強いです。
来間 出る種目は800mリレー。レギュラーを決める時にタイムが全然駄目で、最後のチャンスの関カレでもタイムが切れず、たなぼたみたいな感じでリレーには出ることが決まりました。失うものはないです。選ばれたのはうれしいけど結果が求められるのでプレッシャーもあります。そのプレッシャーを自信に変えられればと思います。

――憧れの選手はいますか
佐藤
 OBの佐野秀匡さん(ミズノ)です。コーチでもあるのですが、高校の先輩でもあり、良くしてもらっています。大学入ってからは練習ではすごい厳しいですが、専門的アドバイスをしてくれます。
来間 4年生の益田さん(益田浩平・商4=淑徳巣鴨)です。同じ種目で同じメニューをこなしていますが、声を掛けてくれたりフォームを見てくれてその通り意識したらタイムが上がりました。間違いはちゃんと言ってくれますし、褒めるときは褒めてくれます。目標にしたい先輩です。

――今の調子はいかがですか
佐藤
 泳ぎではキックが持ち味なんですが、なかなかうまく入らずに前期は苦労しました。自分はするどいキックでタイムが伸びるので。今はインカレに向けて調子が良いです。このままインカレに挑みたいと思います。
来間 練習でのタイムが自分の感覚と言われる感覚がいい意味で違うので調子はいい方ですが、まだ本調子ではありません。直せるところがあるのでもっと伸ばしたいです。

――水泳の魅力は何だと思いますか。
佐藤
 練習は地味で試合は一瞬です。99%がしんどいと思うことでもタイムが出た時の喜びが水泳の楽しいところです。個人スポーツだと思われがちですが、練習はみんなですることが多いです。ライバルができたり、切磋琢磨(せっさたくま)できます。1人じゃめげるけどみんなでなら乗り越えられます。自分のためがみんなのためになったり、その逆もあります。人間的なところでも成長できます。
来間 頑張った分だけタイムが出て努力が結果に出るところです。全国に友達や良いライバルができたりしてその人に負けないように心掛けています。水泳は団結も必要でまとまった時にはすごいです。

――大学4年間での目標を教えてください。
佐藤
 個人的には再来年の世界水泳の日本代表です。チームとしてはインカレ総合優勝です。それは益田さんも言っていることで応援してくれる人たちの分まで頑張りたいです。
来間 インカレ総合優勝です。大きな目標です。個人ではベスト出して終わりたいです。