若き力が躍動!1年生2人が全国への切符を手にする/東日本学生体重別選手権
これからを担う若手2人が輝きを見せた。全国学生個人体重別選手権の出場権を懸け、明大からは85kg未満級より上の階級に16人が出場した。その中で100kg未満級の武政進之介(政経1=埼玉栄)、115kg未満級の齊藤佑弥(政経1=兵庫私立市川)が優秀8選手トーナメントに進出。1年生2人が全国の舞台に駒を進めた。
武政は初戦の宮本(駒大)を、圧倒的な勢いで寄り切って下す。しかし、2戦目の飯塚(慶大)は立ち合いから組み合って互いに譲らない様相を呈する。長い均衡状態が続くも、先に武政が仕掛け、倒れこむ形で浴びせ倒しを食らわせる。小川清彦総監督も「試合勘がずば抜けている」と語るように、勝負どころで強さを見せた。優秀8選手トーナメントでは惜しくも1戦目で高木(法大)に敗れはしたが、高校時代には全日本ジュニア体重別選手権で80㎏~100㎏未満級を制した実力を発揮した。
寄り切りで初戦の山城(日大)を下した齊藤。2戦目の楮佐古(東農大)戦は土俵際まで追い込まれるも、相手の勢いを利用し小手投げでベスト8入りを決めた。優秀8選手トーナメントでは、立ち合いから、土俵中央で一進一退の攻防を見せる。しかし、長い組み合いにより体力を消耗した齊藤は一瞬のスキを突かれ、松尾(駒大)にすくい投げを決められた。
若い2人の活躍が目立ったが、小川総監督は「(2人は)優勝を狙えた。慎重になり過ぎたと思う」と渋い顔を見せた。また、2人を除いた14人が予選で散った結果を受け「死にもの狂いでやらないと(リーグ戦では)勝てない。上級生の奮起に期待したい」と語った。
若き力は育ってきた。ルーキーの活躍はチームに刺激を与え、チーム力向上へとつながる。チーム全体の底上げを図り、リーグ戦に向けて力を整えたい。
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