昨年に続き、佐藤が2位タイ入賞/日本女子学生選手権競技

2012.08.26
 悲願の優勝へ、あと一歩及ばなかった。男子と同じく狭山ゴルフ・クラブで行われた今大会に、明大からは昨年同大会2位の佐藤千紘(商3=日大)が出場。3日目とも全てパープレーと、粘りのゴルフを見せた。しかし結果は首位と4打差の2位。昨年に続いて、2年連続の2位タイ入賞となった。

 出遅れが響いた。初日から2日続けてパープレー。アンダーパーで回る選手が多い中「最低でも最高でもパーという状況だった」というように我慢のゴルフが続いた。2日目を終え、首位とは6打差。厳しい状況ではあったが、逆転への望みを最終日へとつないだ。

 最後まで諦めない姿勢を見せた。「3アンダー」を目標に臨んだ最終日。これまで2日間とは打って変わり、多くの選手がオーバーパーで回る中、佐藤は粘りのゴルフを続ける。前、後半ともにバーディーを一つずつ奪うも、ボギーも一つずつたたき、3日連続のパープレー。「パープレーで無難に行きたいという気持ちと、攻めたいという気持ちが整理できなかった」と、心の迷いがわずかな手元を狂わせた。だがそれでも順位は首位と4打差の2位タイ。「日に日にクラブの精度が上がってきた」と逆転優勝へ最後まで食らい付いた。「昨年に続いて2位という結果は悔しいけれど、自信にもなるし、また自分を支えてくれた人に感謝したい。そして明大生として加藤(龍太郎・営1=作陽)と共に上位3位に入れたことはうれしい」。優勝には届かなかったが、2年連続の2位と実力の高さを証明した。

 早くも先を見据えている。「今年こそは優勝を」という気持ちで臨んだ大会だけに、2位という結果にも満足はしていない。「もっと激しく突っ込んでいければいい結果が出たと思う。来年こそは1位を狙いたい」。学生最後の大会となる来年へ向け「三度目の正直」を誓った。
 
[桑原幹久]

選手コメント
佐藤

「3日間ともパープレーだったことは良かったと思います。初日、首位に5ストローク差をつけられてどうなるかと思いましたが、最低でも最高でもパーというゴルフで粘れることができたと思います。今日(最終日)は3アンダーを目標に臨みました。日に日にクラブの精度が上がってきたのでよくできたと思います。昨年に続いて2位という結果は悔しいけれど、自信にもなるし、また自分を支えてくれた人に感謝したいです。そして明大生として加藤(龍太郎・営1=作陽)と共に上位3位に入れたことはうれしいです。(2年連続で2位に終わってしまったのは)パープレーで無難に行きたいという気持ちと、攻めたいという気持ちが整理できなかったからだと思います。もっと激しく突っ込んでいければいい結果になったと思います。来年こそは1位を狙いたいと思います」