
加藤が3位入賞 ルーキーが健闘見せる/日本学生選手権競技
成長につながる4日間だった。正野は初日1オーバーと出遅れたが「焦らずにプレーした」と我慢のゴルフに徹した。そして、2日目を70で回ると、4日目には69をマーク。安定したゴルフで徐々に順位を上げ、4オーバーの11位タイで4日間を終えた。「パットがよく決まった」と小技に自信をつけた。だが「やはり上位の選手とはドライバーの飛距離が違う」と力の差を痛感。今後の成長へ大きな課題も見つかった。
大舞台で貴重な経験を得た。初日、67をマークし、優勝した松山英樹(東北福祉大)に1打差の2位タイまで迫る大健闘を見せた森坂。しかし「初日が良過ぎて燃え尽きた」と、2日目以降、思い通りにプレーができず、結局8オーバーの38位タイという結果に。「自分で自分を追い込んでしまった」と、大舞台の雰囲気にプレッシャーを感じてしまった。だが高いレベルで経験したものは大きい。「今まではこういう舞台に出ることが目標だったが、これで自信がついたし、来年からは出場してどうするかということを考えていきたい」と、新たな目標を見据えた。
秋にはチームとして3年ぶりとなるAブロックでのリーグ戦が控える。「リーグ戦でもいい結果を残してAブロックに残りたいです」(正野)。個々が得た貴重な経験を糧に、団体戦でも上位を狙う。
[桑原幹久]
選手コメント
加藤
「上位を狙って今大会に臨みましたが1、2日目はショットも曲がってしまい、調子が悪かったです。でも徐々に回っていくうちに修正することができました。最終日はショットが安定し、チャンスを逃さなかったことが良かったです。流れに乗って、冷静にプレーできました。スイングを変えていったのですが、最後の方は手応えもつかめました。これからは秋のリーグ戦、そして個人としても大きな大会でいい結果を残せるように少しずつ成長していきたいです」
正野
「初日1オーバーと出遅れたのですが、焦らずにプレーできたことがいい結果につながったと思います。悪い流れの中、パットがさえていたと思います。パーでしのいだ部分も大きいと思います。逆にロングアイアンが思ったところにいかず苦しみました。小技でカバーできましたが、課題にもなりました。また上位選手はドライバーの飛距離が違うなと思いました。パー5で自分は3打目勝負のところを、2オンしてくるので、力の差を感じました。今後、ドライバーの精度は通用したので、飛距離を伸ばしていきたいです。今後、秋のリーグ戦もあるので、いい結果を残してAブロックに残りたいです」
森坂
「初日は、この舞台に出られただけでうれしい気持ちだったので、謙虚にプレーできたことがいい結果につながりました。ですが良過ぎた分、燃え尽きてしまいました。2日目以降、周囲からのプレッシャーを感じ、自分で自分を追い込んでしまいました。今まではこういった舞台に出ることが目標でしたが、この大会で自信がついたので、来年以降は出場した後、どうしていくのかということを考えていきたいです。リーグ戦ではまずレギュラーに残って、いいスコアを残していきたいです」
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