リーグ戦事前取材(3)4年生特集
最終回は部を支える内田美緒(理工4=明星学園)、工藤安沙子(国際4=東京成徳)、佐藤安澄(理工4=カリタス女子)、徳永早紀(理工4=湘南工科大附)の4年生に話を聞いた。
左から佐藤、徳永、工藤、内田
――同期内の雰囲気は
工藤 この代は全部言います。
内田 くだらない会話ばっかり。
佐藤 シマウマとかね。
工藤 それ私でしょ(笑)。
佐藤 なんか前みんなでサファリパーク行った時にシマウマがこうやって下向いてて…。
工藤 私よく試合中に下向いてるって言われてたのでシマウマだってその時に命名されました(笑)。
――チーム内での役割は
工藤 リュウ(内田)は今キャプテンやってます。
内田 平日の練習のメニューとか流れは4年生全員で相談して決めてます。
工藤 やっぱりチームで目立つ存在であり、いなくちゃいけない存在ですね。
徳永 やっぱり頼れるキャプテンです。
内田 もっと言って(笑)。
徳永 フリースローは外すけど(笑)。
佐藤 入ると歓声を浴びます。
内田 イズ(工藤)は…シマウマ(笑)。
佐藤 最近シマウマじゃなくなろうとしてます。
工藤 今、私が目標としてる動物がミーアキャットなんです。常に上見てるんですよ(笑)。
内田 プレーだと狙い目はここなんですよ。だからここが良ければ試合でも流れが良くなるんですけど、駄目だとバタバタしちゃいます。いい時と悪い時で波があるんですけど、いい時は本当に良くてみんなが狙えない時に頑張るので、頑張るところが良いところです。何も考えないでがむしゃらにやるのが良いです。
工藤 頑張ろうって頑張ると空回るんですけど、無心でやるとうまくいきます。
佐藤 頑張り屋さん。
工藤 ジュン(徳永)は安定のジュンです。波がないです。
内田 逆にジュンに波があるとやばいよね。
工藤 それはもうジュンが終わりの時です。
佐藤 昨年1回終わり迎えたよね。
内田 見たことないようなプレーがたまにあるんですよ。
佐藤 本能に任せたときはすごい上手だけど、本能じゃなくなったら駄目(笑)。
工藤 瞬間的な動き。
佐藤 運動神経の塊。
工藤 そうです。瞬発的な動きは誰よりも速いんじゃないですかね。
内田 一番器用って言われてます。
内田 セナ(佐藤)は盛り上げ隊長。誰よりも声が大きいです。
工藤 あと気付きます。どこが良くてどこが悪いとか今何が必要かとか、それを分かりやすく説明してくれるのがすごく助かってます。みんな勢いとか感覚でやっちゃうので、それをちゃんと言葉にしてみんなに共有させてくれます。日によっては何イライラしてるのっていう日もありますよ(笑)。
徳永 とにかく声が大きくて、盛り上げてくれます。
工藤 野次に近いですけど(笑)。
――1年生のころからこんな感じか
佐藤 変わらない。シマウマがミーアキャットに変わろうとしてるくらいです。
――明大を選んだ理由は
佐藤 私は一般入学で、高校引退した時からもう二度とバスケなんてするもんかっていうくらいの勢いだったんですけど、なんか気付いたら……(笑)。
徳永 私は飲みサー(サークル)は嫌で、入った時は4部だしやっていけるかなって思ってたらこんなになりました。2人(内田・工藤)が強いところから来てて、高いレベルでやってみたいっていうのもあったんですけどちょっと高過ぎたっていう(笑)。全国大会に出てる人たちをなめてました。
工藤 私の場合は明大の女バスを強くしたいから推薦を取るって話になって、私はバスケをやるつもりがなくて遊びたかったんですよ。女子大生に憧れて(笑)。明大は名前も知られてるくらい有名な学校で、4部だし、いろいろ条件も満たしていたので入るかってなって入ったんです。そうしたら強くするって言って練習がきつかったんです(笑)。最初は本気でやるつもりなくやってて、正直やらなきゃって自覚を持ってやり出したのは3年生からです。
佐藤 2年は駄目だったもんね。
工藤 2年は学年を通して駄目だった。
内田 本当にひどかった(笑)。
工藤 その時はめっちゃやってるって自分たちでは思ってたんですけど、今思えば駄目でした。
内田 私もバスケを大学でやるつもりはなかったので、まあ高校とかの事情から明大に入ることになって驚いたのが正直な感想です。1年生の時は4部で、全部打てるし勝ち試合だったので楽しいといえば楽しかったです。2年生の時に3部になって3部のチームの厳しさを知って、3年生でやっと学年全員がやらなきゃって自覚して今年に至る感じです。
工藤 正直こんな今を考えてなかったです。最初私たちが入っても5人だったんです。私たち2人と先輩が各学年1人ずつで、誰かがケガしたら試合に出られないし。
――バスケを始めたきっかけは
佐藤 私は中学から始めたんですけど、全体的に部活が弱くてその中で一番ちゃんと練習をやってたのがバスケ部だったから入っただけで、運動ができれば何部でも良かったんです。
徳永 私は小学校5年生くらいから始めたんですけど、友達からやせるよって言われて始めました(笑)。スリムになるよって言われたのにどんどん筋肉がついて太りました(笑)。
工藤 私は父も母もバスケをやっていて実業団の試合も見に行ってたんですけど、その時は全然バスケに興味がなかったんです。きっかけは小学5年生とか6年生の時に授業でバスケをしたのが結構楽しくて、友達がみんなミニバスに入ってたので自分も入ろうってなって始めました。
内田 私は姉がやっていたのでまねして始めました。
――自分の推しポイントは
工藤 それ一生分からない課題なんですよ。負けないという気持ち(笑)。
佐藤 その通り。
工藤 気持ちは絶対負けないと思いますよ。ここは負けてもいいだろうっていうところも負けたくないっていう気持ちでいちゃうくらい、いつも負けたくないです。
内田 イズ(工藤)は手を抜かない。ちょっとでも気になることがあると、解決しないとできない。
佐藤 真面目。
内田 決して考えることから逃げないよね。
工藤 そう。考え過ぎて迷い込む(笑)。
工藤 ジュン(徳永)は何でも受け入れますよ。受け入れてるのか流してるのか分からないですけど(笑)。
佐藤 流してるんでしょ。
徳永 言われたらやるよ。
工藤 ジュン(徳永)は役割を分かってると思います。余計なことは絶対しない。こう動いてって言ったら動いてくれるし。動いてくれるのは言ってからですけど(笑)。
徳永 セナ(佐藤)はアグレッシブさ。吹き飛ばす感じ。
内田 自分にストイック。そう思ってるか分からないけど。
工藤 自分が今やってることが良いことなのか悪いことなのか分かってて悪いこともするし、良いこともするんですよ。だから私たちが「頑張ったじゃん」ていうと「いや本当に頑張ったでしょ」って言うし(笑)。何て言うんだろう。誰よりも理解が早い。
佐藤 そんなことないよ。あ、そういうことにしとく?それでいこう。でもリュウ(内田)とかイズ(工藤)とかはプレー面で引っ張ってくれるので、他のフォローとかは頑張るようにしてます。
――これからリーグが始まるが
工藤 目指してるところは2部です。
佐藤 チームとしてこれからもいっぱいスポーツ推薦を入れて強くしようとしてるんですけど、4年生的にはこれからも強くなってほしいけど今年中に2部に上がりたいです。
内田 今年はみんな比較的に大きいので、この学年の強いところを生かしてほしいっていうのが一番あります。私たちとしては最後ですし、もうバスケをやることもないだろうし、大きい人で攻めたいよねって話してます。もちろん1年生とか下級生の戦力も存分に活用しないと勝てないので、その中でうまくできたらなって。
――ずっと続けていることは
佐藤 常に病院に通っている。違うか(笑)。
工藤 ケアは必ずしてますよ。
内田 ちゃんと寝るとか。
佐藤 こういうこと聞かれるとつまらない人生なんじゃないかと思ってしまうくらい何もしていない(笑)。
工藤 ライブとか行きますよ。私はジャニーズです。ジュン(徳永)はももクロ(ももいろクローバーZ)とかAKBとか。
佐藤 趣味はないですね。
内田 学校が大変だったので、1、2年生の時はよく学校に泊ったりしてて……。
工藤 この3人は徹夜明けで練習に来たりとか。やばいね、趣味がないね。
佐藤 うっちー(内田)は筋トレでしょ?
内田 違うし(笑)。
佐藤 もはや趣味でしょ。
工藤 だって筋トレというものがなくなったら嫌でしょ。筋トレ禁止法とか出たら無理でしょ。
内田 存分に喜ぶよ(笑)。
◆プロフィール◆
①誕生日
②血液型
③コートネーム
◆内田美緒 うちだみお 理工4 明星学園高出 174cm
①11月13日②A型③リュウ
◆工藤安沙子 くどうあさこ 国際4 東京成徳高出 173cm
①8月14日②A型③イズ
◆佐藤安澄 さとうあずみ 理工4 カリタス女子高出 165cm
①12月18日②AB型③セナ
◆徳永早紀 とくながさき 理工4 湘南工科大附高出 167cm
①11月21日②O型③ジュン
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