対抗戦初戦の相手、立大にC、Dチームが大勝/練習試合
明治大学C対立教大学A
チームの雰囲気を盛り立てる声が飛び交う試合前。最上級生として率先して声掛けしていた左WTB木村圭吾(商4=常翔学園)が最初のチャンスでトライ。ここからチームの雰囲気がさらに良くなり、多くの選手から「いい流れ」という声も聞こえるようになった。ノックオンなど立大のも手伝って6、13分と連続して得点。そのような試合展開の中でも、HO圓生正義(政経3=常翔学園)がトライのたびにチームを集め、一つ一つのプレーを確認する。27分に立大の最初のチャンスから失点を許し流れが相手に傾きかけたが、しっかりと修正し反撃を許さない。BKのミスをFWがスクラムで取り返すなど、まとまりのある動きで前半は圧倒した。
後半になりメンバーが6人代わると立大がボールを持ち始める。明治のオフェンスがつながらなくなり、なかなか追加点を奪えない。しかし、17分にルーズボールに明治全体が素早く反応し、ディフェンスが整う前にトライを取る。前半に比べるとボールが手につかない場面が増えたが、それでも続けて2トライ。48-5と大差の勝利は目前だったが、残り2分で立大も意地を見せた。足が止まっていた明治ディフェンスを置き去りにしてトライを一つ決める。その直後にゲームを終えようとした明治のタッチキックがラインを割らず、カウンターからさらに失点し試合終了。詰めの甘さがあらわになった最後であった。
明治大学D対立教大学B
メンバーが変わった後半も開始9分間で2トライ、14得点。いい流れだったが、そこから20分間もトライできなくなる。明治オフェンスの連携不足が徐々に表れ、オフェンスで孤立する場面も目立つ。するとフラストレーションのたまった選手があらわにするようになった。その中でも30分に、SO岩井力也(文2=尾道)がスピードで状況を打開しトライにつなげる。試合の最後には、ラストワンプレーから明治がスクラムトライを取り切って試合を締めくくった。
大量得点の2試合であったが、試合の終わり方に差がついた。ゲーム終盤の集中力は、重要な試合ほど勝敗に直結してくる。とはいえ、対抗戦初戦の対戦校に多くのトライを奪い勝利できた意味は大きい。勢いこのままに次戦の同大戦へ向かい、ABCの全チーム勝利で菅平合宿の最後を飾りにいく。
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