クラス1で決めた!金井、西沢でワンツーフィニッシュ/湾岸クリテリウム

2012.08.21
クラス1で決めた!金井、西沢でワンツーフィニッシュ/湾岸クリテリウム
 ゴール手前、勝利を確信した金井誠人(法2=日大豊山)が両手を掲げ喜びを爆発させた。終盤、集団から一気に抜け出し完全に逃げが成立。「これが自分にとって一番理想」(金井)と強豪早大、中大の前に攻めを貫いた。集団にいた西沢倭義(農3=北桑田)も、その集団をうまくコントロールし堂々の2位でフィニッシュ。最高峰のクラス1で明大がワンツーフィニッシュで表彰台を飾った。

 勝負は残り12周回で訪れた。中大の山本がアタックを仕掛けると、それをマークしていた早大の佐々木勇がしっかりと反応。そこで金井は「2人が行った時に決まるにおいがした」と勝負に出る。そして、山本が落車トラブルで1周回遅れとなると、佐々木勇との一騎打ちに。残り8周回では、金井は佐々木を一気に振り切り、タイム差を大きく放していく。「あそこまで逃げることができたのは予想外」(金井)と以降は集団とのタイム差を最大21秒まで広げる驚異的な走りを披露。ロードレースカップシリーズ第4戦に続く連続優勝を決めてみせた。

金井に続き2着でフィニッシュした西沢
金井に続き2着でフィニッシュした西沢

 
 そして、年間ロードレースカップ現在総合1位に位置する西沢もレース展開を読み切った。佐々木勇が集団に吸収されると、金井をサポートするためしっかりと集団を抑える。そして「金井の逃げを確信してから集団では頭取るというイメージしかなかった」と西沢。自らも金井に続きゴールスプリントを勝ち抜いて2着でゴール。総合1位が着用するリーダージャージを守り抜いた。
 
 クラス2でも出澤拓也(営4=横浜)と中野俊喜(法3=松山工)が健闘を果たした。出澤は「4年生として最後の試合なので、何としてでも出たかった」と肉離れを押し切っての出場。ケガを感じさせない見事な走りで優勝に輝いた。そして中野も3位入賞で、こちらでも明大の勢いは衰えなかった。

 インカレ前最後の大会で強さを発揮した明大。インカレへ大きな弾みとなったことは間違いない。昨年のリベンジを果たすため、そして悲願の上位進出をかなえるため。全ての思いを大舞台でぶつける準備はもう整った。

クラス1表彰式
クラス1表彰式
インカレ上位入賞へ大きな期待が懸かる
インカレ上位入賞へ大きな期待が懸かる