小野、奥田がそろってベスト4に進出する快挙を達成!/関東学生選手権

2012.08.13
小野、奥田がそろってベスト4に進出する快挙を達成!/関東学生選手権



 8月末に行われるインカレの前哨戦となる今大会。明大からはシングルス9人、ダブルス5組が出場した。小野陽平(営2=関西)、奥田圭都(国際2=光泉)の2人が男子シングルスで3位に入るという明大初の快挙を達成。全体としては男女ともに1、2回戦敗退が多く、厳しい結果となったが、各選手が今後に向けて課題を見つけた大会でもあった。

<男子> 



 5月の関東学生トーナメントでは優勝を果たした小野。今大会においても優勝を狙いたいところであったが、状態の悪いコートに嫌われたこともあり、準決勝敗退に終わった。小野は幸先良く、2ゲームを連取。しかし「相手のサーブが良くて、前に詰めてくるプレーが上手だった。自分の苦手なタイプで、上手く対処できなかった」と言うように相手のペースにはまってしまう。終わってみれば、1セットも取れず小野の実力からすれば不本意な結果に終わった。だが相手の裏を突く場面が多く、サーブの精度も高かった。本番と位置付けるインカレやリーグ戦での活躍に期待したい。

 奥田は準々決勝で大城(早大)をフルセットの末破り、準決勝進出。勢いに乗って決勝進出も決めたいところだったが、準決勝では早大の只木にストレート負けした。本大会ダブルスを合わせ7試合目、蓄積した疲労と、初日からあったという股関節の痛みに悩まされた。1セット目は6-2、2セット目は6-1と、最後まで、流れをつかむことができなかった。これからの課題はフィジカル面。「体の線が細いので、走ったりして強化していきたい」と、連戦に負けない体力を付けて、インカレ予選、リーグ戦へと臨む。

 

片山心平(法2=岡山理大付)と深田颯平(国際1=大分舞鶴)によるダブルスは、明大勢で唯一のベスト8進出。 準々決勝の試合で惜しくも逆転負けを喫したが、存在感を見せつけた。試合は1セットを先取した後、片山・深田組のペースで進む。2セット目も5―2まで持ち込み只木・西組(早大)を追い込んだ。しかしその後、相手の粘り強さに押され1セットを献上してしまう。食らい付きたいところであったが、流れを戻せず2セット目を奪われ試合終了。「勝てた試合だった」(深田)というように、ベスト4を目の前にした敗戦に悔しさをにじませる課題の残る結果となった。

<女子>  
 女子ではシングルスに大田麻由(商4=西京)、ダブルスに橋詰みなみ(法4=慶風)、大田組が出場。シングルスの大田は1回戦、実力のある相手に終始主導権を握られ、2-6、2-6でストレート負けした。ダブルスの大田・橋詰組の相手は水沼・青木組(法大)。「絶対に負けたくない相手」と、明大と同じく人数の少ない中成長を見せる法大勢を下したいところだった。しかし1セット目をタイブレークの末落とすと、2セット目も6-4で落とし、ストレ-ト負け。タイブレークも両者譲らぬ展開だっただけに、あと一歩の押しの弱さが悔やまれる。「取るべきところは取れるよう、メリハリをつけてプレーしたい」と今後に向けての課題が見つかった。昨年のリーグ戦は後一歩のところで2部昇格を逃した女子部。リーグ戦では悲願の2部昇格へ、部員5人の総力戦で臨む。