1部校の立大に勝利もベスト8に終わる/全日本大学対抗選手権

2012.08.08
 「全然納得のいく結果ではない」(成田悠・政経4=巻)。3年連続ベスト8止まりという結果に悔しさがにじんだ。昨年同様に優勝を見据え挑んだ女子部。1部校の立大に勝利し勢いをつけたが、準々決勝で強豪日体大を前にストレート負けに終わった。

 4強入りを懸けて臨んだ日体大戦。先陣を切った成田・吉村寛子(国際1=昭和学院)ペアは最初の3ゲームを連取された後に2ゲームを挽回。しかし、その粘りも実らずゲームカウント4-2で初戦を落としてしまう。この流れを止められないまま、土田章代(商1=昭和学院)・安永萌子(政経3=脇町)ペア、杉本礼(商3=中村学園)、佐怒賀玲奈(政経4=川口総合)もそれぞれ敗戦を喫し、女子部の優勝への挑戦が幕を閉じた。
 
 しかし、その前の試合の3回戦では関東1部校の立大相手にチームカウント3-2で勝利。これまで六大戦や昨年の東日本インカレなどで苦渋をなめさせられてきた相手に意地を見せた。その中でも、杉本礼(商3=中村学園)、佐怒賀玲奈(政経4=川口総合)が第3試合と第5試合で勝利し立大撃破に大きく貢献。1部校からの1勝が、今後のリーグ戦1部昇格への大きな一歩となったことは間違いない。
 
 
 悔しくもベスト8に終わった明大。しかし、今回はこれまでの負け方とは少し違っていた。「今まではチームばらばらで戦っていたが、今回はチームとして戦えた」(成田)。個人戦では、東日本インカレでも全ペアベスト16以上に入る実力を誇る女子部。それでもこれまでの団体戦での結果は決して良いものではなかった。だが、わずかながらもチームの成長の兆しは見えてきた。このチームを完全な形につくり上げ、春に逃した悲願の1部昇格の夢を秋季リーグでかなえてみせる。

☆試合後のコメント☆
成田

「(今回のベスト8という成績について)今年は団体戦で全然結果が出ていなくて、それでもみんなでインカレ優勝しようとやってきた。最低目標がベスト8だった。団体戦なのでチームで戦わないといけなかったが、リーグ戦も東日本インカレもいまいちチームで戦っている感じがなかった。個人では東日本でも全ペアベスト16以上入っていて結果は残しているが、団体戦でなかなかうまくいかなかった。東日本のあとみんなでミーティングを開いて、どこが駄目かなどをみんなで話し合いをしてインカレへ向けて頑張ろうということになった。そして今回は今までの負け方とは少し違う気がした。今まではチームばらばらで戦っていたが、今回はチームとして戦えたからベスト8という結果が得られたと思う。日体に対して負けたけれどチームとして戦う形はできてきたのかなという感じはある。でもまだ完全にはつくり切れていない。(リーグ戦へ)今回の秋季リーグで1部を決めて、そのレベルの中で何回も試合数を重ねていくことが今後の明大には大事になってくるのではと思う。前回のリーグは本当に技術の差はなかったが、あと一歩のところでチーム力に差が出た。今回のようにみんながまとまって戦えれば1部には上がれる」