チームを支える頼れるエース 大熊・今井ペア/インカレ事前取材
大熊友也(法3=川越東)の入学以来から不動のエースとして明大を支え続けてきた大熊・今井快幸主将(農4=三重)ペア。結成3年目を迎える今シーズンは、今井の最終年ということで気合いも十分。「今まで4年間やってきて、他のチームや自分たちのチーム状況を合わせて考えても、今年はチャンス」(今井)と今シーズンに懸ける思いは強い。
巧みなボール回しと展開のうまさが持ち味の大熊。その実力は全国でもトップクラスを誇る。そして、今井は相手後衛との駆け引きでチャンスを引き寄せる。また主将としての活躍にも注目したい。これまでに培ってきた経験とペアとしての結束力で、エースとしての底力を見せつける。
☆選手のコメント☆
今井
「(インカレを直前に控えて)まとまって練習することが土日くらいしかないが、個人でできる時にしっかり調整できていると思う。(準々決勝で早大と当たるが)自分が1年生の時からずっとベスト16なので、とりあえずベスト8を決めたい。あとは早大が勝負だと思うがそこに勝てればあとはいける。2日目の初戦が早大戦で始まるので、とりあえずは1日目に勝ってベスト8に残ることだけを考えている。そこで勝ったらその時に早大に切り替えていければいい。(早大の印象)強いことは強いが、明大も団体戦であれば前回の東日本インカレのようにやり合えると思う。本番で簡単なミスしないかと決めるところをしっかり決められるかが重要。あとは運だけ。後衛の桂(早大)は見ていて今一番調子がいいと思う。先行で攻めていくテニスだが、そこを先に攻められないようにファーストサーブを入れることだったり、レシーブで攻めることだったり、また3本目の攻撃で先に攻めて前衛が仕掛けたりできるようにしていければいい。そこでポイントを落としても相手が気にしてくれればいいかなと。そういう勝負をしていかないと早大などには勝てない。多少リスクもあるが攻めることを意識してやっていきたい。(明大の強さは)3本が3本全部強いのが強み。団体で1本が強いところも強いかもしれないが、そこ崩せばと考えるよりも3本が強い方が相手も嫌だと思う。(現時点での課題は)負ける試合はリードされたり、競った場面で取り切れないことが多かった。逆を言えばリードされた時に粘れず逆転できないところがあった。リードされても逆転できるような試合が一つでもあれば、チームも盛り上がるし、そのまま乗っていけると思う。(インカレ優勝に向けて)自分は1年生から試合に出させてもらっているし、自分たちが勝っていかないといけない立場。それはキャプテンということもあるし、これまでの経験もある。本当に今まで4年間やってきて、他のチームや自分たちチーム状況を合わせても、今年はチャンス。自分も最後なのでそこで勝ちたいという気持ちが強い。個人戦は関係なく団体戦で優勝狙って頑張りたい」
大熊
「(現在のチーム状態は)東日本インカレの時もいい雰囲気でやれていた。結果的には3位に終わったが、早大にも勝てそうで、決して遠い存在ではないということが分かった。だからこの東日本インカレからインカレのこの期間は、みんな自信を持って練習できたと思う。また準々決勝で早大と当たるが、どちらも相手のことを分かっているので、戦術などではなくて気持ちで負けないようにしたい。(早大の印象は)自分が1年生の時から見てきた早大は、全員が全員スーパースター的な存在で絶対勝てないと思っていた。でも3年生になって遠い存在ではなくなった。自分が一番強いと思っているのは桂・九島ペア(早大)。桂はどんどん打ってくるが、ただ打つだけでなくやはりロブも使って、展開をうまくつくって前衛に取らせるポイントもある。相手としては打つだけの選手よりもやりにくい。しかも、ミスがなく動ける。(早大攻略のカギは)力的には全部が全部五分。勝てない相手はいないと思う。3本で誰が一番というのは明治にはないから、1回勝てばいいという総力戦でいければいい。(東日本インカレで白井巧巳(営2=尽誠学園)・堂野貴寛(営3=日本航空)ペアが優勝を果たしたが)相当大きい。こう言っては悪いが、自分も白井・堂野ペアがいるという安心感の下で試合ができるので、いいテニスができると思う。技術は元からあったが、オーラというか強そうな感じが出てきた。それは結果を残しているし、周りの目も変わってきたから。それで自信が付いて率先してやれているからだと思う。(特別な練習は)練習自体はいつも通りにやっているが、既に早大と当たることは分かっているのでそこを意識しながらやっている。(昨年との違いは)昨年はベンチと出ている人との温度差があったが今年はそういうのがない。みんながみんなインカレへ向けて努力している。(現在の課題は)自分たちより下の相手には、受けて入る部分があった。最初から攻めていこうというのは課題にしている。(インカレ優勝へ向けて)とりあえず団体戦しか考えていない。この1年打倒早大でやってきた。初めてリーグ戦で勝って、自分たちでも行ける力はあることは分かった。みんなでやってきたことをただ出すだけ。そうすれば結果も付いてくると思う」
◆今井快幸 いまいよしゆき 農3 三重高出 178cm・62kg
◆大熊友也 おおくまともや 法2 川越東高出 176cm・66kg
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