
駅伝で優勝、思いをつなぎ3連覇/全日本学生夏期競技会
夏を制するものが冬を制す。スキーと言えば冬のイメージだが、冬のシーズンに好成績を修めるにはまず夏を制さなければならない。選手たちの日々の練習の成果や仕上がりが試された今大会。明大は駅伝で3年連続の優勝、総合で5位入賞を果たした。
最初の種目は100m走。高橋陽伸主将(政経4=角館)、國分達矢(商4=東奥義塾)が予選で敗退した中、沖野省吾(文2=日大山形)が準決勝まで勝ち進んだが、惜しくも敗退。しかし今大会の花形である駅伝種目で、明大は意地を見せた。第1走を任されたのは杉沼聖平(政経4=北村山)。「調子は良かったが、もう少し差をつけて襷を渡したかった。他の大学のレベルも上がっていたが、駅伝で優勝しようという個人個人の強い気持ちがあった」。連覇を胸に2走目の西田大地(政経1=おといねっぷ美術工芸)に襷を1位でつなげる。1年生の西田の走りも力強いものだった。杉沼は大会後、西田の走りを振り返り「実力以上のものが出てきたと感じる」と語った。しかし西田は途中、首位を他大に奪われる。続く3走目の三浦史敬(営4=新庄北)は西田の走りを補うように追い上げを見せ再び首位を獲得、4走目の三上幹生(政経2=金山)へと順調に襷はつながっていく。ゴール間際、早大が追い上げを見せたが三上が振り払い見事に3年連続の優勝を果たした。ゴール後の三上の胴上げでは、チームの安堵(あんど)と喜びの笑顔を見ることができた。
夏は個人での練習が主になる。冬のシーズンに向けて、今大会は今後のモチベーションとさらなる課題の発見につながったのではないだろうか。これからの活躍に期待が高まる大会となった。
最初の種目は100m走。高橋陽伸主将(政経4=角館)、國分達矢(商4=東奥義塾)が予選で敗退した中、沖野省吾(文2=日大山形)が準決勝まで勝ち進んだが、惜しくも敗退。しかし今大会の花形である駅伝種目で、明大は意地を見せた。第1走を任されたのは杉沼聖平(政経4=北村山)。「調子は良かったが、もう少し差をつけて襷を渡したかった。他の大学のレベルも上がっていたが、駅伝で優勝しようという個人個人の強い気持ちがあった」。連覇を胸に2走目の西田大地(政経1=おといねっぷ美術工芸)に襷を1位でつなげる。1年生の西田の走りも力強いものだった。杉沼は大会後、西田の走りを振り返り「実力以上のものが出てきたと感じる」と語った。しかし西田は途中、首位を他大に奪われる。続く3走目の三浦史敬(営4=新庄北)は西田の走りを補うように追い上げを見せ再び首位を獲得、4走目の三上幹生(政経2=金山)へと順調に襷はつながっていく。ゴール間際、早大が追い上げを見せたが三上が振り払い見事に3年連続の優勝を果たした。ゴール後の三上の胴上げでは、チームの安堵(あんど)と喜びの笑顔を見ることができた。
夏は個人での練習が主になる。冬のシーズンに向けて、今大会は今後のモチベーションとさらなる課題の発見につながったのではないだろうか。これからの活躍に期待が高まる大会となった。
試合後のコメント
高橋主将
「駅伝で優勝できたのは、喜ばしいことだと思うが、全体として総合で5位ということで満足できない結果。この結果を真摯に受け止めて冬のインカレにむけて各選手のパフォーマンスピークを持っていけるようにしたい。長いシーズンの中間点として、現状が分かったということは良かったと思う。夏が勝負。気を引き締めてこの夏に挑みたい」
「駅伝で優勝できたのは、喜ばしいことだと思うが、全体として総合で5位ということで満足できない結果。この結果を真摯に受け止めて冬のインカレにむけて各選手のパフォーマンスピークを持っていけるようにしたい。長いシーズンの中間点として、現状が分かったということは良かったと思う。夏が勝負。気を引き締めてこの夏に挑みたい」
杉沼
「楽しみながら走れた。今後は走力を保ちつつ、ウェイトトレーニングで体を1回り大きくしたい。冬の目標はインカレで表彰台と昨年以上の複数入賞者。ランナーチーフとしては、年の若いチームで来年4年がいなくなるので、下の指導を頑張りたい」
斉藤佳弥(政経4=山形中央)
「インカレの目標はポイントの獲得。昨年は場数を踏んでなかったので、練習の中から意識して改善していく。アルペンチーフとしては、前期は全体練習を多くして集中して改善してきた。目標に向かってトレーニングに励んでいる。チームをまとめあげることを意識している」
横川良太(政経3=白馬)
「夏に向けての目標はパワーをつけること。ランニングを多めにやっている。昨年のシーズン中に腰痛に悩まされたので基礎体力をつけたい。インカレではジャンプ優勝を目指す」
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