雪辱果たせず、日大に連覇許す/関東学生三大大会
大会2日目は馬場馬術競技。明大の得意な馬場だ。初日の流れに続いて他大学と点差を広げたいところだった。しかし、明大のポイントは伸びない。「日大の方がミスがなかった。去年の雪辱ということでそれなりにやってきて、精神的に空回りしたところもあると思う」(田中頌平・政経4=関西)。結果は団体2位。優勝は日大に奪われた。個人でも1位から4位に明大の選手の姿はなく、5位古賀、6位西脇、7位田中、8位坂卓磨(農4=静内農)と並んだ。三種目総合優勝に近づくために、何としても馬場で点数を稼ぎたい明大。しかし、チャンスの馬場を生かすことができなかった。「いいスタートが切れたと思ったが考えてもしょうがない。明日に気持ちを入れ替える」(西脇)と語った。
リベンジが懸かった最終種目の総合馬術競技。耐久審査ではスタートから落馬や失権が相次ぎ荒れたレースとなる。明大も、本間・明望が落馬で失権、西脇は明椛の突然の鼻血のためリタイアとなった。しかし田中は険しいレースの中で意地を見せた。スピードのある安定した走りで3位入賞を果たした。香田、小野太輔(政経3=熊本)も無事ゴールし、減点を抑えチームをフォロー。しかし日大もミスがなく安定した走りを見せ、暫定2位で耐久審査を終えた。続く余力審査でも、逆転することはできず、総合馬術でも日大に敗れ団体2位。3種目総合でも去年のリベンジを果たせず、準優勝で幕を閉じた。「悔しいです。今年だけは日大の2連覇を阻止しようと思ったけど、日大の勝ちに対する欲の方が強かった」(香田)と語り、また作田和久監督も「2位では意味がない。支えてくれるOBのためにも勝ちたかった」と悔しさを語った。
満足のいく結果が得られなかった明大。今後の課題として馬との意思疎通の強化、精神的結合という言葉が選手、監督から挙がった。どのように今回の大会をこれからに反映させていくのか、今後の活躍に注目したい。
関連記事
RELATED ENTRIES