前期最終戦で白星を飾れず/関東大学1部リーグ戦
前半では専大のオフェンス陣がうまく機能し防戦を強いられるゲーム展開になった。前半の早い時間帯で4失点を許してしまった明大であったが、前半35分に山村祐樹(政経4=FC東京U-18)がインターセプトからそのままドリブルで持っていき1点を取り返す。そのままの流れで攻撃を仕掛けたかった明大であったが前半終了の笛が鳴り、1-4という結果で前半を折り返す。
後半から明大の守備と攻撃がうまく機能してきた。後半8分、ゴール前で味方が倒され、絶好の位置でフリーキックのチャンスが巡ってくる。途中交代で出てきた三田啓貴(政経4=FC東京U-18)がこのチャンスの場面でコースを狙ったシュートでしっかり決め、2-4と追い付く。調子を取り戻してきた明大であったが、専大の攻撃の手も途切れることはなく、得点後すぐに1点を離され、苦しい展開を強いられる。後半25分、三田がゴール前でシュートを放つが、ポストに嫌われ得点にはならない。しかしそのこぼれ球を右サイドにいた小林勇輝(政経4=藤枝東)が拾い、そのままシュート。ゴールネットを揺らし再び1点を取り返す。このままの流れで専大に追い付きたかった明大であったが、またしても得点後すぐに1点を離される。少ない残り時間で追い付こうと全力で攻めた明大であったが、試合終了のホイッスルが鳴った。
今回の試合を振り返って「今年の明治を象徴する試合」(神川明彦監督)と後期に向けての課題が見つかった。前期9位という結果に終わったが、夏の期間中に前期で見つかった課題をしっかりこなしていき、大器晩成型の明大の力を見せつけてほしい。リーグ戦後期の明大サッカー部に期待が高まる。
★試合後のコメント★
・神川監督
「今日は実力の差がはっきりし、今年の明治を象徴する試合だった。前半の立ち上がりで相手のボールポゼッション者にプレッシャーを明治は与えれていなかった。だから相手のセオリー通りの試合展開に運ばれてしまった。それとともに守備の質が悪かった。リーグ戦前期を終えて、やはり相手に先制点を取られるとゲームが壊れるというのが多かった。悪くないゲームでも先制点を取られるとやはり明治のゲーム展開が壊れてしまう。リーグ戦後期に向けて夏では一対一の練習をしっかりして、フィジカル面の強化を図りたい。あと明治の今の最大の課題の守備の強化も同時に徹底していき、夏の期間でしっかり準備をしていきたい。
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