勝負強さを見せたCチーム、国学院大に勝利/練習試合
蒸し蒸しとした気候の中始まった練習試合。前半11分、明治は国学院大に先制トライを許してしまう。巻き返したいところだったが、積極的な攻撃も敵陣奥深くでのミスによってなかなか得点にはつながらない。それでも22分に国学院大のペナルティーによってボールをゴール前で獲得するとNo.8山下誉人(政経2=京都成章)がトライし、この日の初得点を挙げる。また、37分には右FL趙誠慶(商2=大阪朝鮮)が相手のタックルをかわして敵陣に持ち込んだボールをSH村島亮平(政経2=常翔啓光学園)がSO茂木直也(商3=深谷)にパス。見事な連携から抜け出した茂木が追加トライを決めた。この後、明治のディフェンスは集中力を欠き、ラインブレイクを許す場面も見られたが、失点は最初の7点に抑えていた。ところが前半終了間際、国学院大が明治のスキを突き、14―12まで追い上げられる。明治は嫌な流れで前半を終えることになった。
後半に入ると疲れが出てきたのか、両者ともにペナルティーを連発してなかなか試合は動かなかった。そんな中、25分に茂木からのパスを受けたFB松本憲幸(文3=国学院久我山)が追いすがる相手を振り切り独走トライ。ここから試合は展開を始めた。後半30分以降、明治は得意のモールで相手を押し込みさらに2トライを決める。一方、ディフェンスが不安定で、国学院大にも同じく2トライを許す結果となった。最終的にトライの数の差はわずか1。コンバージョンキックの精度が勝敗を分けた。
全体を通して相手に4トライを許すなど圧勝とは言えない試合ではあったが、2度もモールから押し込んでのトライを決めるなど、決めるところは決める勝負強さを見せた。Cチームの練習試合はこれで3連勝。結果を出した選手は上のチームでも試合に出てアピールを続けている。これからも選手一人一人が上のチームへの昇格を目指し、切磋琢磨(せっさたくま)していくことだろう。
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