FWで圧倒し大東大に快勝/関東大学春季大会
開始早々に試合は動いた。1分、SO染山茂範(政経4=佐賀工)のハイパントをCTB猿楽直樹(政経4=東福岡)がチェイスし、このボールをキャッチ。敵陣内に侵入すると、左のオープンサイドに大きく展開。SH山口修平(政経3=佐賀工)がラックから自ら持ち込み、ギャップを走り抜け、先制トライを挙げる。しかし直後に一瞬のスキを突かれ、大東大のアタックを防ぎ切れず失点し7-5。切り替えていきたいところで9分、この試合のファーストスクラムを迎えると、明治FW陣のプレッシャーに大東大は耐えられずスクラムはホイール。力の差を見せつけ、徐々に流れを引き寄せる。その後は、敵陣内でのラインアウトからモールトライや、CTB西村雄大(農3=高鍋)の力強い突破による独走トライなどで突き離した。失点後はディフェンスも落ち着きを取り戻し、追加点を与えることな42-5と大きくリードし前半終了。
前半の勢いを継続していきたい後半。立ち上がり1分、猿楽のゲインに西村がサポートで入りゴール目前まで攻め込むと、ラックからPR榎真生(政経4=流経大柏)が飛び込み追加点。後半になってもFW陣がスクラムでプレッシャーをかけ続け、相手に流れを渡さない。両チーム疲れからかミスが重なり約20分間スコアが動かず時間が進む。そんな中36分、明治はペナルティーから相手のリスタートに対応が遅れ、止め切れず失点。61-12となるが、最後に山口修が敵陣深くでのラックから抜け出し68-12となったところでノーサイド。交流戦2戦目を勝利で飾った。
終始FWが優位に立ち圧倒したことで試合を完全に掌握したことがこの試合の勝因。春シーズン開幕時はなかなか安定しなかったスクラムだったが、榎の復帰で息を吹き返した。さらにBKが果敢にゲインを試みたことでスコアはさらに開き、大差での勝利の一因となった。BKでは特に猿楽のハイパントに対する好キャッチや西村の好守に渡る力強さが目立った。次戦は流経大のホームに乗り込み交流戦の3戦目が行われる。流経大の強力FWに対しても同じような試合運びで勝利できるか注目したい。
1.PR | 石原 慎太郎(政経4=国学院久我山) →17.須藤(後半18分) |
9.SH | 山口 修平(政経3=佐賀工) |
16 | 光田 佳史(営4=大阪桐蔭) ←2.石沢(後半9分) |
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2.HO | 石沢 敦(文4=国学院栃木) →16.光田(後半9分) |
10.SO | 染山 茂範(政経4=佐賀工) |
17 | 須藤 元樹(政経1=国学院久我山) ←1.石原(後半18分) |
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3.PR | 榎 真生(政経4=流経大柏) |
11.WTB | 小澤 和人(営3=国学院久我山) |
18 | 上田 宥人(政経1=東海大仰星) ←5.友永(後半27分) |
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4.LO | 比果 義稀(文3=京都成章) |
12.CTB | 西村 雄大(農3=高鍋) ←20.幸重(後半22分) |
19 | 松橋 周平(政経1=市立船橋) ←8.古屋(後半15分) |
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5.LO | 友永 恭平(政経4=常翔学園) →18.上田(後半27分) |
13.CTB | 猿楽 直希(政経4=東福岡) |
20 | 幸重 記(文3=大分舞鶴) ←13.西村(後半39分) |
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6.FL | 前田 一平(情コミ4=東海大仰星) |
14.WTB | 加納 遼大(文2=常総学院) |
21 | 久保 勇介(政経2=佐賀工) |
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7.FL | 竹内 健人(営4=天理) |
15.FB | 高平 祐輝(法3=国学院久我山) |
22 | 斎藤 剛希(商1=筑紫) |
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8.No.8 | 古屋 直樹(商4=日川) →19.松橋(後半9分) |
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