勝利収め5位決定戦へ/関東大学新人戦

 第1クォーター、明大はなかなかシュートが決まらない。もどかしい時間帯が続いたが、残り7分半、安藤誓哉(情コミ2=明成)のドライブでやっと先制する。しかし、直後に2連続でターンオーバーから失点し、日体大にリードを許してしまう。その後は点の取り合いが続く。残り1分には長身の皆川徹(営2=京北)、土井慧吾(政経2=日本学園)がゴール下でのシュートを決め、同点で第1クォーターを終える。

 第2クォーターは明大の攻撃がかみ合う。リバウンドとルーズボールをしっかりと取ることでディフェンスからリズムをつくる。日体大を残り3分まで3Pシュート1本に抑え、オフェンスでは、安藤のカットインから相手を翻弄(ほんろう)し、着々と加点。終盤には得点を許すも、土井がゴール下でのシュート、フリースローを決め、10点リードで前半を終える。

 第3クォーターは、中盤にルーキー吉本健人(法1=藤枝明誠)が連続得点を挙げる。塚本ヘッドコーチも「まずまず」と今日の吉本を評価した。後半には黒崎海斗(営1=新潟商)をPG(ポイントガード)に置く場面も見られた。すると、安藤が持ち前の得点力で続けてシュートを決め、このクォーターのリードを16点とする。

 第4クォーターでも明大は得点を重ねる。吉本、安藤、水口雅也(法2=福岡大大濠)が中心に得点を挙げ、リードを広げる。残り1分には皆川がフリースローと、ミドルレンジで1対1からシュートを決める。結局、日体大に20点以上のリードをつけ、試合終了。明大は5位決定戦へと駒を進めた。

 一見良い内容で終えた試合に思われるが、塚本ヘッドコーチは「こっちの指示を理解してプレーができていない」とまだまだ納得していない。第2クォーター終盤には「集中力散漫だった」と中東泰斗(文2=光泉)をベンチに下げた。上が5位であるだけに、明日の試合で目指すべきは「こっちのやっていることをやれるか」ということになりそうだ。