余力残し初戦突破/関東大学新人戦
新人戦の初戦を迎えた明大。第1クォーターは相手に得点を許すものの、第2クォーターからディフェンスが機能。終盤は1年生のスタメンで臨み、余力を残す形で初戦を突破した。
第1クォーターは点の取り合いとなる。高さに勝る明大は皆川徹(営2=京北)がゴール下で躍動する。リバウンドはもちろん、ディフェンスでも第1クォーターだけで2ブロックを決める。水口雅也(法2=福大附大濠)の3Pシュートも連続で決まり、後半は安藤誓哉(情コミ2=明成)のドライブで得点を重ねる。
第2クォーターは明大のディフェンスが機能する。マンツーマンディフェンスでカットとスティールを連発し、ここで立大に大差をつける。1年生も投入し、中でも吉本は3Pシュートを決め、まずまずの活躍を見せる。
第3クォーターは長身の水口、土井、皆川を並べ、2―3ゾーンディフェンスを展開。外からのシュートがほとんどなかった立大に対応した形だ。第3クォーター後半からは1年生主体のスタメンに変え、主力を下げる。その後は1年生が中心となり、そのまま逃げ切り80―50で勝利を収めた。
もともとスタメンに2年生の多い明大は、今大会でも注目校に挙げられている。中でも、1年生から試合経験豊富な安藤、中東泰斗(文2=光泉)、皆川の3人がキーマンとなる。今後の試合で重要になってくるのはこの3人に次ぐ存在だ。「青学や東海との試合になると(安藤、中東、皆川の)3人ともう1人が必要になる。それが水口なのか、他から出てくるか」と塚本ヘッドコーチは期待を寄せている。 試合後、水口は「シュートはいいリズムで打てているが、ディフェンスで足を引っ張っている」と声を落とした。ディフェンス面で一皮むければ、4人目に食い込めそうだ。
次戦の早大戦では「いかに余力を残して次に行けるか」(塚本ヘッドコーチ)。テンポ良く試合をこなし、大学バスケ界の王者青学、下馬評で優勝候補の東海大を陥れたい。
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