
伝統の大会で2季ぶりの優勝!/早慶明定期戦
<慶大戦>
最初の相手は今季2部最下位と低迷する慶大。明大のスタメンにはこの春就活のため、戦列を離れていた布施駿(法4=法政二)や高田剣(営4=明星)などの4年生勢が名を連ねた。試合は前半から明大が力の差を見せつける。高田のロングシュートを皮切りに次々と得点を重ね、10分過ぎまでに11-4と大差をつけることに成功。守っては守護神・荻原良太(営3=駿台甲府)を中心に慶大の攻撃をシャットアウトし、前半を18-9で折り返す。後半は点差が開いたこともあり、1・2年生のみのメンバーにチェンジ。しかし「1年生はまだ未熟な部分が多過ぎる」(松本勇監督)と評するようにディフェンスが安定せず点差をここから広げられない。点差を縮められることはなかったが33-23で試合終了。久々の試合出場となった4年生については松本監督は「4年生は今の立ち位置をはっきり理解してほしい。今のままじゃ試合には出さない。ここから練習してレギュラーを再奪取するくらいの気持ちがみんなに付けば、このチームは強くなる」と奮起を期待していた。
<早大戦>
春リーグで大熱戦を繰り広げた早大だったが、この日は相手GK以外の全てのレギュラーが不在となっていた。しかし松本監督の「試合のコートに立つからには常に全力でプレーしろ」という言葉通り明大は試合開始から全力でプレーする。先日、日本代表の合宿を終えたばかりのエース池辺大貴(政経3=藤代紫水)も疲れを感じさせないキレのある動きでチームを引っ張る。前半はそのいい流れが終始続き、17-10で折り返す。
しかし後半「チームの課題である離すところで離せないという悪い癖が出てしまった」(池辺)というように徐々に点差を縮められて一時は2点差に。それでも底力を見えた明大がここから連取し試合を決定付けたところで試合終了。2年ぶりの優勝となった。
連勝で終わったものの、「秋に向けてやるべき課題はまだまだある」(松本監督)と述べるように優勝をつかみ取るためにはまだまだやるべきことはたくさんある。今年のチームには「明大は爆発力があり乗せたら恐い」(早大・大城監督)と言うようにオフェンス力は十分。勝負の秋まではまだ時間がある。課題であるディフェンスを磨き、4年生を含めた全てのメンバーが切磋琢磨(せっさたくま)していけば、目標である優勝も遠くないはずだ。
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