男子に続き女子もV!5年ぶりAブロック昇格/関東女子大学春季Bブロック対抗戦

2012.06.04
 男子部に続き、女子部も勝利をつかみ取った。2日間の合計ストローク数で競う今大会、佐藤千紘(商3=日大)、古橋みづき(政経2=明大中野八王子)の2人がMVPを獲得する活躍を見せ、2位駒大に15打差の圧勝。先日Aブロック昇格を果たした男子部と同じく、女子部として2007年秋以来、5年ぶりとなるAブロック昇格を決めた。

 2人のMVPがチームをけん引した。昨年、日本女子学生、朝日杯でともに準優勝を果たし、女子部の中心選手である佐藤は「すっきりしない」というゴルフであったが、安定したスコアを残す。2日目には今大会、トップのスコアである73をマークした。「自分ではもっとやれると思っていましたが、チームが勝てたので良かったです」。納得いくゴルフではなかったが、1年春以来のMVPを獲得し、エースの役目を果たした。

 もう1人のMVPである古橋は初日、佐藤を上回る75をマーク。「この大会に調子を合わせられ、楽しくプレーできました」と初日の勢いそのままに、2日目も74という好スコアを残した。「一生懸命トレーニングをしているし、努力が実を結んだと思います」(榎本剛之監督)。新たなエース候補がチームの優勝をぐっと引き寄せた。

 タイ合宿で心身共に大きく成長を遂げた。3月初旬に10日間にわたって行われたタイでの合宿。独特の暑さの中、厳しい練習を積み重ねた。「力はあっただけに、心身ともに鍛え上げられたこの合宿は大きなきっかけになりました」(岩山陽香主将・政経4=倉吉東)。個々の力が上がり、チーム力も向上した。

 男子部がつくったいい流れを引き継いだ。今大会には先日Bブロック優勝、Aブロック昇格を決めた男子部が応援に駆け付けた。「今まで以上に一体感があり、チームワークが優勝への大きな要因となりました」(佐藤)と、ゴルフ部全体にまとまりが生まれたことが、連日の好結果へとつながった。

 新たな舞台へ挑む。5年ぶりとなるAブロックは全選手が未経験。4人中上位3人のスコアで競うBブロックから1人増え、5人中上位4人のスコアで競う総力戦となる。「これからもっと力を付けて、Aブロックでも優勝を狙いたいです」(佐藤)。伸びしろ十分な彼女たちは、今後も成長し続ける。

[桑原幹久]

監督・選手コメント
榎本剛之監督
「女子部の優勝も大きな要因はチームワークだと思います。先日優勝した男子部にいい意味で影響されたのだと思います。また過酷なタイ合宿ではいい経験を積めました。2年生の活躍はこれからに期待が持てるし、まだまだ伸びしろは十分あるので、Aブロックでも頑張っていきたいです」

岩山主将
「佐藤を筆頭にいいチームになったと思います。学校のおかげでタイ合宿も行えたので感謝しています。今の2年生は1年生の頃からレギュラーであり、力はあっただけに、心身共に鍛え上げられたこの合宿は大きなきっかけになりました。佐藤を柱にみんながお互いにライバル心を持って成長していけたと思います」

佐藤
「久しぶりのAブロック昇格を決められてうれしいです。個人的には2日間をアンダーで終わりたかったのですっきりしませんが、団体として明大のために活躍できて良かったです。MVPは1年春以来なので、うれしいですが自分ではもっとできたと思います。優勝できた要因は勝ちたいという気持ちがまとまり、良いスコアにつながったからだと思います。タイ合宿はいいきっかけになりました。男子部の応援は励みになりました。これからはもっと力を付けて、Aブロックでも優勝を狙いたいです」

古橋
「この大会に調子を合わせられ、楽しくプレーできました。男女ともに結果を出せて良かったです。MVPを取れた実感はないです。今大会に懸ける思いがMVPにつながったと思います」

蛭子佐智(商2=拓大紅陵)
「先輩と同期のおかげで優勝できました。リーグ戦の中で、団結力が高まったと思います。個人としてはチームに貢献できなかったと思います。練習不足を痛感し、自信を持ってプレーできなかったので、秋に向け、もっと練習していきたいです」

森川文(営2=明大中野八王子)
「調子がいいときはいいのですが、悪いときに落ち込んでしまっていたので、メンタル面から鍛え直していきたいです。また飛距離も伸ばして秋にはチームに貢献したいです」