王者・帝京大に完敗/UTY招待ラグビー
<力の差を見せつけられた前半>
先週と同じスタメンで挑んだ明治。しかし開始から帝京大の素早いアタックが牙をむく。開始2分に中央付近で強烈なタックルによりターンオーバーされると、そこから素早く展開されいきなりトライを許す。7分にも同じような形で追加点を奪われ、いきなり0-14に。食らい付いていきたい明治であったが、圧倒的な帝京大の強さに自陣に張り付いたままのプレーが強いられる。生命線である接点で圧倒され、ボールキープができない。そこからカウンターを受け、相手のスピーディーなアタックにディフェンスが間に合わず次々と失点。帝京大の選手たちの鍛え上げられた身体、スピードは王者の強さそのものだった。ラインアウトでも精度を欠きボールを支配できなかった。その差は点差に如実に表れ、35分までに0-47。屈辱的とも言える差が付いてしまった。それでも明治は前半終了間際にスクラムからSО染山茂範(政経4=佐賀工)が持ち出し右に展開。最後は左WTB小澤和人(営3=国学院久我山)が走り切りトライを奪い、何とか得点を返し前半を終えた。
<健闘した後半>
後半は帝京大が主力の一部をベンチに下げたものの、明治のペースで試合が進んだ。前半押され気味だったFW戦で優位に立ち、随所で明治のよい部分が発揮される。昨日のBチームの試合で活躍しAチームに昇格したPR榎真生(政経4=流経大柏)が入ってからはスクラムは安定。セットプレーでも相手を上回り、アタックの面でもよいプレーがいくつか出た。22分にはスクラムから抜け出したNo.8古屋直樹(商4=日川)が追いすがる相手3人を振り切りトライ。32分にもスクラムから粘る相手をFWで押し込み、最後は右LО友永恭平(政経4=常翔学園)がトライを決めた。その後は両チーム一本ずつトライを決め26-59でノーサイドとなった。
後半に点差を縮めたものの、帝京大との差は明確だった。タックルの精度、ディフェンスの寄り、挙げればきりがないほど見習う部分は多い。しかし秋までは時間は多く残されている。明らかに差があった身体の強くし、一つ一つのプレーを精度を上げていくことが必要だ。対抗戦までに今日の課題を克服できるか、明治の真価が問われる。
1.PR | 石原 慎太郎(政経4=国学院久我山) |
9.SH | 山口 修平(政経3=佐賀工) |
16 | 太田 竣介(商3=明大中野) →2、石沢(後半11分) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
2.HO | 石沢 敦(文4=国学院栃木) →16、太田(後半11分) |
10.SO | 染山 茂範(政経4=佐賀工) |
17 | 榎 真生(政経4=流経大柏) →3、山口誠(前半35分) |
|
3.PR | 山口 誠(営4=明大中野) →17、榎(前半35分) |
11.WTB | 小澤 和人(営3=国学院久我山) |
18 | 上田 宥人(1=東海大仰星) |
|
4.LO | 比果 義稀(文3=京都成章) |
12.CTB | 幸重 記(文3=大分舞鶴) →21、佐藤(後半24分) |
19 | 朴 鐘圭(商3=大阪朝鮮) |
|
5.LO | 友永 恭平(政経4=常翔学園) |
13.CTB | 猿楽 直希(政経4=東福岡) |
20 | 加納 遼大(文2=常総学院) →14、市原(前半27分) |
|
6.FL | 前田 一平(情コミ4=東海大仰星) |
14.WTB | 市原 祥平(政経3=常翔学園) →20、加納(前半27分) |
21 | 佐藤 滉貴(営3=札幌山の手) →12、幸重(後半24分) |
|
7.FL | 竹内 健人(営4=天理) |
15.FB | 高平 祐輝(法3=国学院久我山) |
22 | 長石倉 豪(営2=報徳学園) |
|
8.No.8 | 古屋 直樹(商4=日川) |
関連記事
RELATED ENTRIES