
攻めの姿勢を見せるも追い上げならず/関東大学1部リーグ戦
立ち上がりは順調で、積極的なプレーで幕を開けた。前半開始3分、笛田祥平(商4=前橋育英)から渡ったボールを阪野豊史(商4=浦和レッズユース)がシュート。しかしボールは相手キーパーに阻まれ、得点にはならず。試合開始直後の攻めのプレーに好スタートを予感させるも、なかなか得点につながらない。いい滑り出しを見せたが、15分を過ぎたころから国士大の猛攻が始まる。何度もゴールを狙われるが三浦龍輝(商2=FC東京U-18)が守り切った。個々のプレーを見れば、ボールキープもできており、国士大とのボールの競りあいも引けをとらない。しかし「ゲームがバラバラ。一言で言うなら整理されていない」(神川明彦監督)と全体のプレーがつながらない。チャンスはあるが、ゴールには至らない展開だ。その流れのまま、34分に先制点を許してしまう。その後も惜しい攻撃が続き、そのまま前半は終了した。
後半開始直後も流れは変わらず決め手に欠ける明大。この流れを変えたのが20分に交代で入った三田啓貴(政経4=FC東京U-18)だ。得点にこそ至らないが果敢にシュートを放ち、チームを鼓舞した。明大が一時勢いづいたかに見えたが、28分PKの末2点目を取られてしまう。しかし攻めの姿勢がついに実を結ぶ。37分ゴール前の攻防を山村佑樹(政経4=FC東京U-18)が制する。こぼれ球を拾ってシュートを放ち、これが決まって1点を返すことに成功する。この勢いに乗りたい明大であったが、積極的にゴールを狙い続けるも追加点を奪うことができず、1-2と敗北を喫した。
今回の試合ではチャンスをなかなか生かせない場面が多かった。順位も11位と厳しい状況だ。これから始まる総理大臣杯予選で勝利し、自信につなげていきたい。去年もリーグ戦の序盤の低迷から総理大杯でいい流れを取り戻した明大。これからの奮闘に期待だ。
☆試合後のコメント☆
・神川監督
「今回のリーグは記憶にないくらい悪い。2008年と同じミスをまたしてしまったという感じ。やはりサッカーは毎年同じことを地味にやっていかなくてはならないのだろう。今日の試合は全員がこういうサッカーをしようという整理がされていなかった。しかし今の状況を何とかしようという雰囲気もあるので、まだやっていけると思っている。課題として練習の内容を変えていく。ゲーム形式の練習は選手に都合が良かったかもしれない。今後は守備を徹底して、来週から始まる総理大臣杯での勝利を奮発材料にしていきたい」
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