後半に流れをつかみ今季初勝利!/静岡県ラグビーフェスティバル
試合を左右した後半立ち上がり
同大のキックオフで始まった後半。キックの蹴り合いとなりボールが落ち着かず、エリアを回復できない。一時は敵陣22m付近まで攻め入るが、ミスから相手にボールが渡るとディフェンスの裏に蹴り込まれ陣地を回復される。ここから相手のアタックをしのぐ苦しい時間が続く。自陣からなかなか脱出できないものの、前半とは見違えるほどタックルも決まり、ピッチを広く使われても素早い集散で対応。決死のディフェンスでラインを割らせない。13分、アタックをしのいでいた明治に好機が訪れる。自陣中央の同大ラインアウトのオーバーボールをFL竹内健人主将(営4=天理)が拾い前進。ラックからSH山口修平(佐賀工=政経3)が持ち出しラインブレイクすると、サポートに走っていた前田へパス。前田がそのまま約30mの距離を走り切りトライし、33-19。点差を広げていく。
このプレーから明治の猛攻が始まる。ラインアウトの安定しない相手のオーバーボールを拾い2トライ。さらに山口修や染山の個人技などで計5トライを挙げ59-19と試合を決定付けた。この流れのまま、同大をノートライに抑えたかったが、終了間際に再びキックパスを通され失点。59-26となったところでノーサイドの笛が鳴った。4戦目にして今季初勝利を収め、試合後選手の表情からは笑顔が溢れた。
これまで不安定だったスクラムも安定していたこと、またLO友永恭平(政経4=常翔学園)をはじめとするFW陣がブレイクダウンでファイトし、優位に試合を進められたことが勝因の一つといえる。また、BK陣も果敢にラインブレイクを試みチャンスを演出した。前半と後半の違いはペナルティーの数に表れた。自陣でのミスから失点した前半はペナルティー数が六つに対し、後半は一つだけと一目瞭然。さらに先週の早稲田戦からペナルティーは半減しており、後半の戦い。前半に目立ったミスは課題に、後半6トライとペナルティーを最小限に抑えたことは自信になったはずだ。来週は大学選手権3連覇を果たした王者、帝京大との一戦が控える。アタック、ディフェンスともに後半のような力を発揮すれば臆する相手ではない。
1.PR | 石原 慎太郎(政経4=国学院久我山) |
9.SH | 山口 修平(政経3=佐賀工) →22.田村(後半34分) |
16 | 太田 竣介(商3=明大中野) ←3.山口誠(後半27分) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
2.HO | 石沢 敦(文4=国学院栃木) →17.須藤(後半17分) |
10.SO | 染山 茂範(政経4=佐賀工) →21.茂木(後半27分) |
17 | 須藤 元樹(1=国学院久我山) ←2.石沢(後半17分) |
|
3.PR | 山口 誠(営4=明大中野) →16.太田(後半27分) |
11.WTB | 小澤 和人(営3=国学院久我山) |
18 | 朴 鐘圭(商3=大阪朝鮮) ←8.古屋(後半23分) |
|
4.LO | 比果 義稀(文3=京都成章) →19.上田(後半33分) |
12.CTB | 幸重 記(文3=大分舞鶴) |
19 | 上田 宥人(1=東海大仰星) ←4.比果(後半33分) |
|
5.LO | 友永 恭平(政経4=常翔学園) |
13.CTB | 猿楽 直希(政経4=東福岡) →20.加納(後半14分) |
20 | 加納 遼大(文2=常総学院) |
|
6.FL | 前田 一平(情コミ4=東海大仰星) |
14.WTB | 市原 祥平(政経3=常翔学園) |
21 | 茂木 直也(商3=深谷) ←10.染山(後半27分) |
|
7.FL | 竹内 健人(営4=天理) |
15.FB | 高平 祐輝(法3=国学院久我山) |
22 | 田村 煕(1= 国学院栃木) ←9.山口修(後半34分) |
|
8.No.8 | 古屋 直樹(商4=日川) →18.朴(後半23分) |
関連記事
RELATED ENTRIES