早大に完封負け/春季関東学生1部リーグ戦

2012.05.20
 予選プールを2位通過の明大は別の予選プール1位の早大と対戦した。春季リーグ1試合の平均失点が1点と守りの堅さがうかがえる早大。また、予選プール3試合で計13得点を挙げる攻撃力も脅威だ。結果は0-4と完封負け。春季リーグ最終戦は27日の山梨学大との3位決定戦ということとなった。

 失点の早さがこの試合でも出てしまった。前半8、14分、早大にPC(ペナルティーコーナー)を与えてしまうとそのまま失点。この日公式戦初出場となったGKの松崎歩(商1=横田)が、シュートコースを読むもゴールを守り切れず0-2となる。攻撃面もボールをカットするのだがパスにつながらない。オーバーしたパスを相手に奪われ、松崎の負担が増える場面が目立った。フィールド中央を固めた早大の守備に、好機のないまま前半を折り返す。後半は「おまけみたいな、うちが献上したような点」(宮田知監督)と痛い2失点。右サイドから上がってきた早大のロングシュートが奇跡的に入ると、動揺した明大は直後にも追加点を許してしまい、後半27分で0-4。後半17分までに3本のPCを獲得し、シューティングサークルへの侵入も増えてきただけに得点力不足が痛手となった。最後は右サイドから安部雄貴(商2=横田)のパスを受けた大嶋雄飛(文1=今市)がシュート。これがゴールポストに嫌われ、試合終了となった。

 「全然駄目ですね。点が取れないところが」(小櫻光暁主将・商4=横田)と春季リーグ通しての課題を、うまく消化できていない明大。得点源となり得るPCも満足のいかない精度である。そしてなにより「春リーグはまだ1勝しかしていないので、最後に勝って終わらないと、次につながらない」(小櫻)。後に控える学生王座決定戦を含め、山梨学大との一戦が正念場となる。