1部残留に黄信号/関東学生対校選手権

2012.05.20
 ハーフマラソンから始まった関東インカレ3日目。得点を重ねて1部残留を確実にしたい明大だったが、あと一歩が足りず無得点に終わった。

 ハーフマラソンには大江啓貴(政経4=須磨学園)、有村優樹(商2=鹿児島実)、松井智靖(営2=世羅)の3人が出場。前半は飛び出したベンジャミンを追う2位集団につくが、少しずつ離され、11位に入った松井が最高だった。

 笹崎高志(文3=佐久長聖)は3000mSCの決勝に出場。前半は集団の中でレースを展開したものの、じわじわと離され、12位に終わった。

 400mHに出場した宮寺剛(法2=東農大二)は準決勝に進出したが、決勝まではあと一歩及ばなかった。

 それぞれの選手が力を出し切れず、無得点に終わった3日目。明大は現時点では1部残留の当落線上にいる。下位2校が2部降格となるが、9点の明大は下から3番目。3日目終了時点で12点の上武大、7点の東京学芸大、6点の慶大との争いになる。明日最終日には砲丸投げ、5000mが残る。残り2種目で追加点を稼ぎ、1部残留を狙う。

~レース後のコメント~
西駅伝監督

「3000SCの決勝は、力の差が歴然としていた。しょうがない。ハーフは1人くらいは入賞すると思っていたが、後半失速した。失敗を次に生かしてほしい。(1部残留は)厳しい状態だけど、精一杯頑張るだけ。5000mの選手には3人とも期待している。13分50くらい出さないと厳しいかな。3人とも入賞するくらいの気持ちで、思い切っていってほしい」

山本コーチ
「(ハーフの選手について)松井は暑い中切らさず頑張ってくれた。タイムもまあまあだったと思う。有村と大江に関しては10㎞ぐらいまでは粘っていたが、後半は暑さにやられて失速してしまった。タイム的には2人ともレースになっていない。とにかく先頭集団にはいないと勝負にならない。前半は抑えて後半に伸びる展開に持ち込めれば、もう少しまとまった走りができたかと思う。3000SCの笹﨑は予想通りといったところ。あわよくば下位入賞と思っていたが、前半の速いペースにはついていけなかった。後半失速すると思っていたらその通りだった。(明日で最終日となるが)1部残留には1点でも必要になってくる。明日の5000mの選手(菊地、廣瀬、横手)にはとにかく得点を取りにいってほしい」