
足達、永山が全日本出場決定/関東学生選手権
惜しくも昨年の成績を超えられなかった。足達は2年連続のベスト8が懸かった6回戦に進出。国士大の菅野に対し、足達はコテを取り先制に成功。このまま逃げ切りたいところだったが、すぐコテを取られてしまう。その後、再びコテを奪われてしまい敗北。「優勝すると思っていた」(栗原崇監督)と期待が寄せられていただけに、悔しい敗戦となった。試合後足達は「全日本は勝ちにこだわって負けないようにしたい」とインカレでのリベンジを誓った。これまで部を引っ張ってきたエースが最後の個人戦でどこまでやれるか、期待が懸かる。
初の全日本出場権獲得も表情を緩めることはなかった。4回戦で敗れた永山は、全日本出場決定戦に出場。ここで終われば学生最後の個人戦になるだけに、負けられない戦いだった。早大の越智に対してメンを取ると、そのまま逃げ切り一本勝ち。見事インカレ出場権を獲得した。初の出場に栗原監督も「よくやった」と称賛。しかし本人は「初めてでうれしいが(4回戦の相手は)負ける相手ではなかったので悔しさがある。全日本では日本一を目指していきたい」と次なる戦いに向け、気を引き締めた。
昨年に続き、2人が全日本に出場することになった。両者とも笑っても泣いても最後の個人戦。それだけに頂点の座をつかみとってほしいところだ。
コメント
栗原監督
「足達は優勝すると思っていたから今回の結果には満足してない。永山も全日本出場を決めたが、よくやった。2人とも面白いと思うから全日本ではやってくれる。寺田に関しては慎重にやりすぎた。樫原はケガをしていたから思うように稽古できなかったというのもあるが、それを言ったら言い訳になってしまう。遅野井は良かった。高山が1回戦で当たったのは今の2年生の代のインターハイチャンピオンだからよく勝った」
足達
「一つ壁は乗り越えた。全日本は勝ちにこだわって負けないようにしたい。最後の一打、当たってしまったものはしょうがない。全日本で悔しさを晴らしたい。永山も一緒に出場するが1人じゃなくて良かった。1年生の時からずっと一緒に選手としてやってきたので。団体戦は今回の試合を通じて何が足りないのか。一本に対しての執着心なのかそれとも技の種類なのか。しっかり考えて生かしたいと思う」
永山
「100%出し切れなかった。全日本には行けるので最低限はクリアした。初めてでうれしいが(4回戦の相手は)負ける相手ではなかったので悔しさがある。勝負に慎重になりすぎてしまった。全日本では日本一を目指していきたい」
高山駿介(法4=土浦湖北)
「もう少し頑張れたと思う。いらないところで打ってしまった。いけそうだと思ったので、もったいなかった。(団体戦に向けて)もっと自分を追い込んで、チームに貢献できるようにしたい」
寺田雄弥(政経4=明徳義塾)
「全然駄目だった。後悔している。全日本に出た2人は良かった。今回見つけた課題を克服したい」
遅野井凌(法3=水戸葵陵)
「(3回戦の相手について)中高とやってきた相手で苦手意識があった。(団体戦に向けて)自分でもいける、というくらいになるまでひたすら練習する」
樫原圭亮(法2=福岡大大濠)
「残念な結果。来年は優勝できるように頑張りたい。これから足のケガを治して、活躍できるように自分を高めていく。(団体戦に向けて)チームの優勝に貢献できるようになりたい」
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