
終始ペースをつかめず王者・日体大に完敗/関東学生春季1部リーグ戦
先週の早大戦で大金星を挙げて波に乗りたい明大。この日も強豪である日体大との対戦であった。勝って優勝に望みをつなげたかったが、この試合は一転して攻守がかみ合わず完敗という結果に終わってしまった。
序盤は打ち合いの展開に。10分まではリードされるものの、11分過ぎに得点王争いのトップに立つ池辺大貴(政経3=藤代紫水)のシュートで同点に追い付く。だがその後相手の堅い守備に阻まれ得点が伸びず、日体大にリードを広げられてしまう。この状況を打破するために明大はタイムアウトを取るが、再開後さらに得点差を広げられてしまった。「向こうのペースに合わせてしまいやられてしまった」(荻原良太・営3=駿台甲府)とその後も流れを引き寄せることができず、前半は11―22と大差で折り返すこととなった。
何とかして早く追い付きたい明大。後半は開始直後から良いペースで得点を重ねていく。順調であるかのように見えたが、試合が進むにつれ相手キーパーの好セーブなどによりうまく得点を伸ばすことができない。一方、ディフェンス面でも序盤はポストで崩され失点が止まらなかった。終盤にかけては速攻などにより得点を許し、またもやリードを広げられてしまった。「流れが悪い時に変えようとした人もいなかったし、変えられる人もいなかった」(堤由貴・営2=洛北)と最後まで自分たちのペースに持ち込むことができず、26―40でゲームセット。これで明大が優勝する可能性はついえてしまった。
「完敗。全然駄目だった」(松本勇監督)と今日は攻守ともに良いところもなく終わってしまった明大。これで優勝争いからは脱落してしまったが、今季のリーグ戦が終わったわけではない。最終節の相手は昨秋敗れた東海大。リーグ戦最後の試合で5勝目を挙げて3位を確保し、来季以降のリーグ戦につなげたいものだ。
関連記事
RELATED ENTRIES