専大撃破!リーグ戦の天王山制す/関東学生春季1部リーグ戦

2012.05.12
 今季全勝の両校が火花を散らす事実上の優勝決定戦。1番手で登場した神巧也(政経2=青森山田)は競り負けたが、横山輝(政経3=大阪桐蔭)が流れをつくり逃げ切った。これで明大は優勝に大きく前進した。

 両校のエースが一歩も譲らぬ好ゲーム見せる。王(専大)とは大学で2度の対戦経験があり、いずれも神が接戦をものにしている。だが、第4セットでアクシデントが襲う。卓球台すれすれのボールを思い切り振り抜こうとした時、右手を台に打ちつけてしまう。アイシングなど応急処置を済ませ、再びコートに戻るが第4セットは奪えず、ゲームカウントは2-2。どうしても勝ちたい試合だが、右手の影響もあってなのか神本来のプレーは影を潜め、敗戦。リーグ戦の連勝記録も14でストップした。

 ここでチームを救ったのはリーグ戦で好調の横山だ。第1セットこそ落とすものの、それ以降はカットマンの厚谷(専大)に拾わせないプレーを披露。逆を突く横山のプレーに厚谷が反応できない場面も。「応援してくれる人がいる限り、勝って帰ることが恩返し」(横山)と勝負を振り出しに戻す勝利を挙げる。

 後続の選手がこれに続く。肩の力が抜けた明大は松下海輝(商1=希望が丘)と岡田崚(商2=愛工大名電)がストレート勝ち。また、シングルスでは敗れた神もダブルスでは田中・川島組(専大)を制し、タフさを発揮。「何があっても関係ない。負けは負け。チームが負けたらダメだと思い切り替えた」(神)。エースが負けっぱなしで終わることはなかった。

 専大を退け、単独トップに踊り出た。「神が負けて危機感があったが、横山が勢いに乗せてくれた」(根田雄一主将・営4=仙台育英)というように、どの選手も試合の風向きを変えられるほどの人材だ。残るは中大と早大の2戦。もう全勝優勝しか見えていない。

◎応援にいこう!!
Next game 
◆5・15 中大戦:12:00~
≫会場アクセス
・代々木第二体育館
――JR山手線「原宿駅」より徒歩5分
   東京メトロ千代田線「明治神宮前駅」より徒歩5分

※入場料無料