
ブロック5位で入替戦に臨むも1部に踏みとどまる/関東学生1部リーグ戦
リーグ戦は日本工大戦で幕を開けた。初戦ということもあり、いつもより少しだけ緊張感の漂う中での試合となった。試合はエンドごとに一進一退の攻防戦が繰り広げられ、50mが終わる折り返し地点での点差は8点。明大が日本工大を追う形となった。この形勢は30mになっても最後まで変わることはなく、結局わずか7点差で負けてしまった。「調子が上がらないのもあるが、負けて悔しい」と、中村和音(理工3=森村学園)をはじめ多くの選手がその悔しさを口にした。続いても格下との対戦となった対一橋大戦では今年初白星を手にした。
この勝利の流れに乗っていきたいところであったが、第3戦は「昨年大差で負けてしまった」(中村和)対拓大戦。強豪との一戦ということもあり、非常に厳しい戦いを強いられたが、この試合では明治新記録を更新。
またも強豪校との戦いとなった対日体大戦でも明治新記録を更新。対拓大戦終了後に「強い相手には自分も強くなれる」(中村和)と言っていたのを数字で表した形だ。それでもやはりエリート集団・日体大の壁は厚い。明治新記録を更新してもなお、実に191点と大きく水をあけられてしまった。そして最終戦の対学習院大戦にも敗れてしまい、1勝4敗でリーグ戦は終了。リーグ5位という成績で、2部リーグとの入替戦に出場することになった。
その入替戦では、「初めはみんな緊張して動きが硬かった」(井村祐太・政経3=町田)。それでも女子チームをはじめとしてOB・OGまでたくさんの仲間が応援に駆け付けたこともあって、だんだんといつもの雰囲気を取り戻してゆく。途中ミスもあったと言うが「誰かが外してもそれを補おうとする気持ちがあった」(金田)と、チームの強みを発揮した。エースの中村和も50mで313点をたたき出してチームをけん引。来年のリーグ戦に向けても明るい話題となった。結果は「ギリギリだった」(井村)が、東洋大に次ぐ2位の成績で、来年も1部で戦うこととなった。
また、この試合を区切りとしてキャプテンマークが金田主将から井村へと受け継がれた。「最強かつ最高のチームにしてほしい」と金田主将。井村は「(スローガンである)オール明治にふさわしいチームをつくっていきたい」と意気込んだ。
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