
多くの入賞者で「大興奮」/第49回少林寺拳法関東学生大会
震災の影響で時期や開催場所も違った昨年の大会。今年は例年通り日本武道館で行われ、大会テーマの「大興奮」の下、日頃の練習の成果を発揮する拳士の姿が見られた。
団体演武では、男女ともに2位という成績を収め、課題を残しつつも今後に向けて期待の持てる結果となった。男子団体は予選を1位で通過しており、早大は全日本では決して勝てない相手ではないと証明した。全日本学生大会では、当然関東大会の忘れ物である1位が目標となるだろう。
昨年は新井椋大(政経4=川越東)と組み男女二段以上の部で関東・全日本学生大会を制覇した高橋育恵(政経3=越ヶ谷)。今年は期待のルーキー堀尾愛(商1=姫路商業)と組み、女子の最高段位である女子二段以上の部で堂々の1位を獲得。また、もう1人のルーキーである三橋智恵(政経1=成田国際)は村越雄磨(政経2=川越東)と組み、予選3位からの1位という成績を収めた。
男子二段以上の部に出場した新井・金森翔吾(商3=中部大一)組は予選を1位で通過したものの、本選では調子が上がらず順位を落として2位という結果に終わった。他にも男子初段と白帯緑帯の部で3組が入賞を果たし、全日本学生大会ではより高段位での入賞が期待できる。
男子と女子の最高段位でそれぞれ2位と1位を取れたことで、部全体の意識が高まっていくだろう。しかし、事前取材の時に多くの拳士が語っていた目標の1位を取れた組は2組しかいない。1年間の集大成の場となる全日本学生大会で、良い結果を収めるためにも残された期間で今大会の結果を見つめ直してほしい。浮き彫りになった課題をクリアして全員が納得のできる形で全日本大会を終わらせることができるよう、毎日の鍛錬が今後の飛躍のカギとなる。
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