5得点で早大に快勝!いざ決勝へ/関東大学選手権大会

 決勝進出を懸けて早大と対戦した本学。第1セットは互いに決め手を欠く展開となったが、第2セット序盤に山田亮太(政経4=武修館)のゴールで先制するとその後は完全に明大ペース。5-1で早大を下し、連覇に王手をかけた。

 4強が出そろい、大会もいよいよ佳境。ここまでの2試合とは明らかに違う緊張感が会場を包んだ。「堅いプレーが目立ち、攻撃が機能しなかった」(藤井監督)という第1ピリオドは両チームとも無得点。互いに決定的なチャンスをつくれず、重苦しい立ち上がりとなった。

 試合が動いたのは第2ピリオド開始5分。山田が自陣でパックを奪うと、そのまま一気にゴール前へ。最後は体勢を崩しながらも待望の先制ゴールを挙げた。その3分後にもこぼれ球を金悠司(文4=苫小牧東)が押し込み、2点目。試合の主導権を握り、2-0でこのピリオドを終えた。

 第3ピリオドに入るとさらに勢いは加速。大津晃介(法1=日光明峰)、大椋舞人(法1=白樺学園)の期待のルーキーコンビが連続ゴールを挙げると、11分には本間貴大(法3=釧路江南)がダメ押しの5点目。たまらずタイムアウトを要求した早大に直後キルプレーで失点を許したが、その後はゴールを割らせず、5-1で快勝した。

 早大を相手に5点を奪った攻撃陣も去ることながら、守備も3試合を通じて1失点と好調を維持。特にGKの佐藤永和(文2=軽井沢)は堅守でチームを盛り立てた。3試合連続の完封こそ逃したが、「決勝で初めて失点して動揺するよりは良い。失点してからの気持ちの切り替えのシュミレーションになった」と藤井監督も前向きに評価している。

 決勝の相手はインカレ覇者の中大。「明治の100%の力を出せれば絶対勝てると信じている」(牛来拓都部門主将・営4=北海)。大会連覇、さらには3冠達成へ。最初の頂まであと一つだ。

☆試合後のコメント☆
藤井監督
「最初は重い緊張感の中で堅いプレーが目立ったが、先制点を挙げてようやくリラックスできた。チームの出来は70点くらい。まだまだできる。(中1日と調整期間は短いが)ここまできたら疲れて動けないとは言っていられない。決勝では今日のような立ち上がりの悪さを修正していきたい」

牛来部門主将
「(自身は)3ピリはチャンスメイクができたが、かなり打ったにも関わらずゴールは決められなかった。自分が決めればもっと楽になったと思う。本番は決勝なのでそこでチームに貢献したい」

GK佐藤永
「リバウンドを出したので今日の出来は60点。味方が点数を取ってくれて気持ちが楽になった。(連続完封は)正直狙っていたが、失点後すぐに切り替えられた」

☆監督が選ぶ「今日のMVP」
GK佐藤永
「今日はGKに助けられた。(完封は逃したが)決勝で初めて失点して動揺するよりは良い。失点してからの気持ちの切り替えのシュミレーションになった」

Next game 
◆4・30 決勝 対中大:18:30~
≫会場アクセス
・ダイドードリンコアイスアリーナ
――西武新宿線「東伏見駅」駅前