遠藤が悔しい3位。梶村、白石、伊藤はベスト8止まり/JOC全日本ジュニア選手権

2012.04.24
◆4・21~22 JOCジュニアオリンピックカップ2012年度全日本ジュニアレスリング選手権大会(横浜文化体育館)
〔男子ジュニアの部・フリースタイル〕
▼55kg級
 大山――ベスト16
 梶村――ベスト8
 寺尾――1回戦敗退
▼60kg級
 杉山――2回戦敗退
 橋浦――1回戦敗退
▼66kg級
 秋元――2回戦敗退
▼74kg級
 土屋――棄権
▼84kg級
 白石――ベスト8
 伊藤――ベスト8
▼96kg級
 山田――1回戦敗退
〔男子ジュニアの部・グレコローマンスタイル〕
▼66kg級
 3位 遠藤
▼96kg級
 藤山――1回戦敗退

 1年生にとって大学初の大会となる全日本ジュニア。1年生が7人全員、そして2年生も4人出場した。その中で、遠藤彪梧(営2=向上)が3位、梶村史裕(文2=岐南工)、白石涼(政経2=八千代松陰)、伊藤大貴(農1=四日市四郷)がベスト8止まり。それぞれの階級で勝ち切れない結果が続いた。

 フリースタイル55kg級では、昨年度の同階級で2回戦敗退を喫した梶村がベスト8に進出した。準々決勝では、タックルで足を狙いにいく積極的なプレーを見せるが、逆にバックを取られ敗戦した。試合直後、床をたたいて悔しそうな表情を見せた。

 

無念の敗退を喫した白石

 フリースタイル84㎏級では白石と伊藤がベスト8進出。白石は「目標は優勝。ライバルの亀山選手(山梨学大)と決勝で当たれれば」と意気込んでいた。笠岡涼太主将(農4=添上)も「決勝まで行けるのではないか」と期待を寄せていたが、準々決勝で「試合の序盤でできた組手が崩れていって戻せなくなっていった」と無念の敗退。「リーグ戦に向けて自分のレスリングの形をもう一回見直す必要がある」と、リーグ戦に向けて気持ちを新たにした。
 

大学初戦に臨んだ伊藤

 伊藤は「大学生の試合の仕方、力の使い方を思い知らされた」。1、2回戦は「ギリギリで」勝ち進むが、準々決勝では防戦一方になってしまった。必死に粘るが足を固められ、ローリング技に持ち込まれた。試合後「バテずに自分の組手、タックルが入るようにしたい」と今後の課題を口にした。

 昨年度チャンピオン・遠藤は悔しい3位に終わった。2連覇の期待が懸かったが、準決勝の1ピリオドでリフトからまさかのフォール負けを喫し「投げ合いで負けたことが特に悔しかった」。遠藤は試合後「今年も優勝を狙っていた。最低でも2位だと思っていたし、負けるとは思っていなかった」と悔しい表情を浮かべた。

 昨年度から、下級生の力不足が懸念される明大レスリング部。昨年より力は付いてきているが、結果にうまく結び付かない。今大会の課題を克服し、リーグ戦で力を発揮することができるか。今シーズンのレスリング部に期待したい。

☆選手のコメント☆
遠藤

「悔しい。泣きたい。最後の試合では、投げ合いで負けたことが特に悔しかった。昨年優勝しているし、今年も優勝を狙っていた。最低でも2位だと思っていたし、負けるとは思っていなかった。リーグ戦では、自分がキャプテンと同じ階級なので、キャプテンの後ろ盾ができればと思っている」

白石
「集中不足。試合の序盤でできた組手が崩れていって戻せなくなっていった。目標は優勝だった。同階級第1シードにライバルの亀山選手(山梨学大)がいて、今回決勝で当たれればと思っていた。強い人も自分と反対側のブロックにいたので、自分のブロックで勝てなかったのが厳しい。リーグ戦ではメインで活躍しなければいけないと思っているが、格上と当たることが多いので今のままだと厳しい。リーグ戦に向けて自分のレスリングの形をもう一回見直す必要があると思う。また、それを2分つなげる集中力をつけていきたい」

伊藤
「大学初めての試合だったが、大学生の試合の仕方、力の使い方を思い知らされた。高校生と違い、力も動きのスピードも全然違う。試合には満足していない。1、2回戦もギリギリで勝ったから、本当は余裕で勝たないと。これからの課題はスタミナとテクニック。バテずに自分の組手、タックルが入るようにしたい」